平将門
1976年のNHK大河ドラマ「風と雲と虹と」は、平安時代中期、承平天慶の乱の主人公である平将門と藤原純友の生涯を描いたドラマだ。加藤剛が将門を、緒形拳が純友を演じ、吉永小百合も貴子姫として出演している。原作の小説「平将門」を書いたのは海音寺潮五郎で、新潮文庫から上中下3巻が刊行されていたが、その後ハードカバーの豪華本として復刊された。小説ということでフィクションも加わっているが、何しろ1000年以上前の話なので、おもしろくするためにはしょうがない。科学技術の進歩によって人々の生活は大きく変わったが、人間の本質はそう変わってないので、実際の将門や純友も小説に描かれたイメージに近かったのではないか、などと思ってしまう。その後も何人かの作家が将門の小説を書いているが、やはりこれが決定版だろう。
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