スーパームーン
昨夜は中秋の名月だったが、暦の関係で中秋の名月と満月は必ずしも一致せず、今日が満月だ。さらに、今日は今年の満月のうち最も大きく見える満月、スーパームーンだ。月の軌道は楕円なので、地球と月の距離は一定ではなく、日々変化する。地球と月が最も近い距離にあるときに満月になるのがスーパームーンということになる。この「スーパームーン」という言葉は、最近使われるようになったもので、天文用語ではない。そもそも満月というのは、望遠鏡で見てものっぺりとしているだけでクレーターもよく見えず、一晩中明るく輝いているので暗い星も見えずで、天文ファンには邪魔者扱いされる、ちょっと気の毒な存在だ。まあしかし、電気のない時代、満月というのは闇夜を照らすとてもありがたい存在だったんだろう。実際にどのくらい大きさが違うか、昨年の中秋の名月(右)と一昨年の中秋の名月(左)で比べてみよう。なお、色は補正していない(Adobe Photoshop Elements で比較明合成)。
左:2013年9月19日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ45EDⅡ、露出1/2000秒
右:2014年9月9日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ45EDⅡ、露出1/2000秒
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