007「ダイヤモンドは永遠に」(小説)
イアン・フレミングの小説007シリーズ第4作「ダイヤモンドは永遠に」は、アフリカのダイヤモンド鉱山からアメリカへとダイヤモンドを密輸するギャング団にボンドが潜入し、密輸ルートを壊滅させるというストーリーだ。映画007シリーズ第7作「ダイヤモンドは永遠に」の原作だが、映画版では敵はスペクターに置き換えられ、ダイヤモンドの使用目的も、人工衛星からのレーザー光線による地上攻撃という壮大なものに変わる。映画版ではCIA局員として登場するフェリックス・ライターは、小説版ではピンカートン探偵社の社員として登場する。これは、小説版第2作「死ぬのは奴らだ」でライターが右腕と左脚をサメに食いちぎられるからだが、映画化された順序が逆になったので、映画版ではCIA局員のまま登場させたのだろう。この後、映画版では、ライターは第8作「死ぬのは奴らだ」ではなく、第16作「消されたライセンス」でサメに足を食いちぎられ、結婚したばかりの妻を殺される。気の毒としか言いようがない。
« 007「ムーンレイカー」(小説) | トップページ | 007「ロシアから愛をこめて」(小説) »
「音楽、映画、読書」カテゴリの記事
- スター・ウォーズ:スケルトン・クルー(2024.12.10)
- サイロ(2024.11.23)
- スター・ウォーズ/ジョイン・ザ・ダークサイド(2024.11.18)
- パディントンポップアップロンドン(2024.11.16)
- 間諜最後の日(2024.11.12)
コメント