007「カジノ・ロワイヤル」(小説)
映画007シリーズの原作はイアン・フレミングの小説だが、その第1作が「カジノ・ロワイヤル」だ。小説版ではボンドの敵はそのものずばりソ連で、スメルシュという暗殺機関が登場する。映画第1作「ドクター・ノオ」ではボンドの敵がスペクターに置き換えられ、第21作「カジノ・ロワイヤル」ではさらに別の組織が登場するが、映画「カジノ・ロワイヤル」のストーリーは割と原作に忠実だ。それはそうとして、小説版ではヴェスパー・リンドがボンドのことを「ちょっとホーギー・カーマイケルを思い出させる」と述べていて、なるほどフレミングはボンドのイメージとしてカーマイケルを思い描いていたのかということがわかる。ともかく、ボンドはヴェスパーとの結婚を真剣に考えるところまでいくが、ヴェスパーは実は二重スパイで、映画同様、悲しい結末を迎える。
« スター・ウォーズ全史 | トップページ | 007「ムーンレイカー」(小説) »
「音楽、映画、読書」カテゴリの記事
- オッペンハイマー(2025.01.22)
- サイロ(2025.01.19)
- スター・ウォーズ:スケルトン・クルー(2024.12.10)
- サイロ(2024.11.23)
- スター・ウォーズ/ジョイン・ザ・ダークサイド(2024.11.18)
コメント