007「カジノ・ロワイヤル」(小説)
映画007シリーズの原作はイアン・フレミングの小説だが、その第1作が「カジノ・ロワイヤル」だ。小説版ではボンドの敵はそのものずばりソ連で、スメルシュという暗殺機関が登場する。映画第1作「ドクター・ノオ」ではボンドの敵がスペクターに置き換えられ、第21作「カジノ・ロワイヤル」ではさらに別の組織が登場するが、映画「カジノ・ロワイヤル」のストーリーは割と原作に忠実だ。それはそうとして、小説版ではヴェスパー・リンドがボンドのことを「ちょっとホーギー・カーマイケルを思い出させる」と述べていて、なるほどフレミングはボンドのイメージとしてカーマイケルを思い描いていたのかということがわかる。ともかく、ボンドはヴェスパーとの結婚を真剣に考えるところまでいくが、ヴェスパーは実は二重スパイで、映画同様、悲しい結末を迎える。
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