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2015年8月

2015年8月31日 (月)

XーMEN

 アメリカのマーベル・コミックの人気シリーズ「XーMEN」は、突然変異で超人的な能力を持ったミュータントたちが活躍する作品だが、初めて実写化したのが2000年の映画「XーMEN」だ。ミュータントはすでにたくさん世の中にいるが、世の中では危険視され、ミュータント登録法なるものまでつくられようとしている。一方、ミュータントの側も、人類との平和的な共存を望むプロフェッサーXと、人類の支配を企むマグニートーが対立、ミュータントを迫害する人類と三つ巴の戦いを繰り広げる。ミュータントたちのための学園を設立し、普段は子どもたちを教える一方で、その実正義のミュータント・チーム XーMENを率いるプロフェッサーXを演じるのは、「新スター・トレック」のジャン=リュック・ピカード艦長でおなじみのパトリック・スチュワートだ。また、「ゴールデンアイ」のファムケ・ヤンセン、「ダイ・アナザー・デイ」のハル・ベリーという2人のボンドガールのほか、「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」でダース・モールを演じたレイ・パークも出演している。



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2015年8月30日 (日)

絵でわかる日本列島の誕生

 日本列島がどのように形成されたかという問題が解明されるまで、いろいろ紆余曲折があった。かつては地向斜説というのが主流だったが、プレートテクトニクス理論が受け入れられるようになったことに伴い、現在では、海のプレートが陸のプレートの下に沈み込むときにできる付加体が日本列島の土台となったと考えられている。まあこういう話は活字よりも絵の方がわかりやすい。というわけで、日本列島がどのように形成されたかをわかりやすく絵で解説した本が「絵でわかる日本列島の誕生」だ。インターネット上ではもっとわかりやすいアニメーションなどもあるので、そういうのもあわせて見るといいだろう。それにしても、46億年の地球の歴史から見れば、日本列島が今の形になったのはごく最近のことだ。ということは、今の形でいるのはわずかな時間に過ぎないのかもしれない。

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2015年8月29日 (土)

007「薔薇と拳銃」(小説)

 イアン・フレミングの小説007シリーズの短編集「薔薇と拳銃」は、映画007シリーズ第14作「美しき獲物たち」や第12作「ユア・アイズ・オンリー」、第22作「慰めの報酬」の原作に当たる作品を収録しているが、中にはタイトルだけ同じで内容はまるっきり関係ないのもある。とりわけ「慰めの報酬」の原作である「ナッソーの夜」は異色で、ボンドがある平凡そうな女性の数奇な運命を聞かされ、派手な生き方をしている自分の人生をひどくうつろなものに感じてしまうという話だ。ちょっとボンドらしくないなぁという気もするが、秘密情報部員には地に足の着いた部分も必要なんだろう。

 

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2015年8月28日 (金)

007「ロシアから愛をこめて」(小説)

 映画007シリーズ第2作「ロシアより愛をこめて」の原作であるイアン・フレミングの小説「ロシアから愛をこめて」は、ケネディ大統領の愛読書としても有名だ。小説版ではボンドの敵はソ連の暗殺機関スメルシュだが、映画版ではこれがスペクターに置き換えられるところは毎度おなじみだ。ストーリーは小説版も映画版もほぼ同じだが、結末は大きく異なる。映画版ではホテルのメイドに化けたローザ・クレッブにボンドが襲われ、毒を塗ったナイフを仕込んだ靴に刺されそうになるところをタチアナ・ロマノヴァに助けられるが、小説版ではボンドは実際に刺され、意識を失ってしまうところで終わる。果たしてボンドは死んだのか?

 

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2015年8月27日 (木)

007「ダイヤモンドは永遠に」(小説)

 イアン・フレミングの小説007シリーズ第4作「ダイヤモンドは永遠に」は、アフリカのダイヤモンド鉱山からアメリカへとダイヤモンドを密輸するギャング団にボンドが潜入し、密輸ルートを壊滅させるというストーリーだ。映画007シリーズ第7作「ダイヤモンドは永遠に」の原作だが、映画版では敵はスペクターに置き換えられ、ダイヤモンドの使用目的も、人工衛星からのレーザー光線による地上攻撃という壮大なものに変わる。映画版ではCIA局員として登場するフェリックス・ライターは、小説版ではピンカートン探偵社の社員として登場する。これは、小説版第2作「死ぬのは奴らだ」でライターが右腕と左脚をサメに食いちぎられるからだが、映画化された順序が逆になったので、映画版ではCIA局員のまま登場させたのだろう。この後、映画版では、ライターは第8作「死ぬのは奴らだ」ではなく、第16作「消されたライセンス」でサメに足を食いちぎられ、結婚したばかりの妻を殺される。気の毒としか言いようがない。

 

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2015年8月26日 (水)

007「ムーンレイカー」(小説)

 イアン・フレミングの小説007シリーズは、創元推理文庫とハヤカワ文庫が翻訳版を出しているが、いま入手できるのは創元推理文庫から出ている5冊だ。このうち「ムーンレイカー」は第3作で、原爆搭載ロケット「ムーンレイカー」が試射実験を偽装してロンドンに打ち込まれそうになるところを、ボンドが間一髪阻止するというストーリーだ。首謀者である謎の億万長者ヒューゴ・ドラックスは、実はナチス親衛隊の生き残りだ。これが映画007シリーズ第11作「ムーンレイカー」の原作となるが、ストーリーは大きく変わり、「ムーンレイカー」はスペースシャトルの名前に、そして舞台も宇宙となる。小説版ではボンドはガーラ・ブランドという婦人警官に好意を持ち、本気になりかけるが、ガーラは実は他の男と結婚する約束があり、ボンドはちょっと傷つきながらも、タフな秘密情報部員らしくガーラに別れを告げる。

 

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2015年8月25日 (火)

007「カジノ・ロワイヤル」(小説)

 映画007シリーズの原作はイアン・フレミングの小説だが、その第1作が「カジノ・ロワイヤル」だ。小説版ではボンドの敵はそのものずばりソ連で、スメルシュという暗殺機関が登場する。映画第1作「ドクター・ノオ」ではボンドの敵がスペクターに置き換えられ、第21作「カジノ・ロワイヤル」ではさらに別の組織が登場するが、映画「カジノ・ロワイヤル」のストーリーは割と原作に忠実だ。それはそうとして、小説版ではヴェスパー・リンドがボンドのことを「ちょっとホーギー・カーマイケルを思い出させる」と述べていて、なるほどフレミングはボンドのイメージとしてカーマイケルを思い描いていたのかということがわかる。ともかく、ボンドはヴェスパーとの結婚を真剣に考えるところまでいくが、ヴェスパーは実は二重スパイで、映画同様、悲しい結末を迎える。

 

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2015年8月24日 (月)

スター・ウォーズ全史

 映画「スター・ウォーズ」シリーズはこれまで全6作制作されたが、映画以外にもさまざまなスピンオフ作品(派生的作品)がつくられた。例えば、銀河共和国元老院パルパティーン最高議長(=シスの暗黒卿ダース・シディアス)の陰謀によって銀河共和国が崩壊しつつあったとき、「シスは1000年前に滅んだはず」という発言が出てくるが、シスとジェダイは過去何度となく戦った歴史がある。また、ルーク・スカイウォーカーらの活躍により反乱軍が勝利を収めた後も、ルークがニュー・ジェダイ・オーダーを結成し、ルークの子やレイア・オーガナとハン・ソロの子がジェダイとして活躍する。そのようなスピンオフを含めたスター・ウォーズのクロノロジー(年表、年代記)をまとめたのが「スター・ウォーズ全史」だ。もちろんジョージ・ルーカスがすべてのスピンオフ作品に関わっているわけではないため、これが「正史」ということではないが、けっこう詳細な物語が書かれていて、なかなかおもしろい。なお、エピソード7に当たる「フォースの覚醒」は、これとは違う物語が展開されるようだが、老人となったルークやレイア、ソロが登場するほか、スカイウォーカーの血を引く人物が主役級を務めるようだ。
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2015年8月23日 (日)

ペルセウス座流星群⑨

 夏の北海道では、3時前には天文薄明が始まる。見た目ではまだわからなくても、写真では明らかに東の空が白み始めている。日の出まであと1時間半だ。今日の撮影はおしまい。帰って寝よう。・・・結局、今年の夏休みの間、晴れた夜はこの日だけだった。
2015年8月13日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出30秒

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2015年8月22日 (土)

ペルセウス座流星群⑧

 ペルセウス座流星群は、ペルセウス座にある放射点(この写真ではほぼ中央の上)から放射状に流星が出現するように見える。この流星はペルセウス座流星群とは無関係の通常の流星のようだ。
2015年8月13日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出30秒

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2015年8月21日 (金)

ペルセウス座流星群⑦

 8月とはいえ夜半を過ぎると冬の星座が昇ってくる。ひときわ目をひくのがプレアデス星団(すばる)だ。
2015年8月13日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出30秒

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2015年8月20日 (木)

ペルセウス座流星群⑥

 撮影途中で雲が出てきた。雲は天体写真撮影の大敵だが、タイムラプス動画にするとちょっとしたアクセントになる。この写真には、秋の天の川を中心にアンドロメダ銀河、さんかく座の渦巻銀河、二重星団が写っている。プレアデス星団(すばる)やカリフォルニア星雲も昇ってきた。今日は伝統的七夕ライトダウンして、天の川を見よう
2015年8月12日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出30秒

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2015年8月19日 (水)

ペルセウス座流星群⑤

 これはこの夜見た流星の中では一番明るかった。
2015年8月12日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出30秒

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2015年8月18日 (火)

ペルセウス座流星群④

 これはなかなか明るい流星だった。タイムラプス撮影はリモートコントローラーを使っての自動撮影なのだが、インターバルが10秒間あるため、その間に出現した流星は撮影できない。30秒の露出時間内に流星が出現するのを願うばかりだ。
2015年8月12日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出30秒

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2015年8月17日 (月)

ペルセウス座流星群③

 タイムラプス動画のもととなった画像のうち、流星を捉えた写真をピックアップ。色が変化しているのがわかる。
2015年8月12日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出30秒

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2015年8月16日 (日)

ペルセウス座流星群②

 ペルセウス座流星群が極大を迎えた夜、2回に分けてタイムラプス撮影を行った。ほんとは同じ構図で長時間撮影したかったが、レンズが曇ってきたので、一度中止して構図を変えた。北海道では真夏でもヒーターが必要なときがあるのだ。2回目の撮影では266枚の写真を動画にしたが、残念ながら流星はあまり飛び込んでくれなかった。動画はこちら
2015年8月13日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出30秒の写真266枚を合成

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2015年8月15日 (土)

ペルセウス座流星群①

 ペルセウス座流星群が極大を迎えるということで、初めてタイムラプス撮影をしてみた。タイムラプス撮影とは、一定間隔でたくさんの静止画を撮り、パラパラマンガのように並べて動画にするもので、天体写真の分野でも流行しだしている撮影方法だ。できあがった動画はこんな感じ
2015年8月12日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出30秒の写真140枚を合成

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2015年8月14日 (金)

Stone Flower

 ボサノヴァの父、アントニオ・カルロス・ジョビンが「WAVE」「TIDE」に続けて発表した「Stone Flower」は、これまたボサノヴァの名曲が詰まっている。エレクトリック・ピアノが独特の雰囲気を醸し出しているほか、「Brazil」ではうまいんだかそうじゃないんだかわからない(失礼)ジョビンならではの歌も聴くことができる。ジャケット写真はシンプルなポートレート写真だが、ビル・エヴァンス風でちょっと印象的だ。

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2015年8月13日 (木)

TIDE

 ボサノヴァの父、アントニオ・カルロス・ジョビンの代表作「WAVE」に続くヒット作「TIDE」もまた、究極のイージーリスニング音楽とも言える心地よい曲でいっぱいのアルバムだ。「WAVE(波)」の次は「TIDE(潮流)」ということで、タイトル曲どうしも同じような雰囲気がある。1曲目の「イパネマの娘」はインストゥルメンタルバージョンで、アストラッド・ジルベルトが歌うのとはまた違った雰囲気がいい。

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2015年8月12日 (水)

ターミネーター 新起動(ジェニシス)

 アーノルド・シュワルツェネッガーが映画「ターミネーター」第1作に出演したのが1984年、以来四半世紀の間にシリーズは第4作まで制作されたが、最新作「ターミネーター 新起動(ジェニシス)」は、第1作と同じ1984年のロサンゼルスが舞台となる。2029年から1984年に送り込まれたターミネーターとカイル・リースは、第1作と同じように登場するが、いきなり別のストーリーが展開する。どうやらどこかで歴史が書き換えられたようだ。ごく普通のウェイトレスのはずのサラも、力強い戦士になっている。そのサラがおじさんと慕う男は、見た目は中年となったターミネーターTー800だった。要するに第1作と本作とはパラレルワールドということになるが、第1作・第2作のシーンがところどころに再現されていて、思わずニヤッとさせられる。最後は2017年にタイムトラベルしたサラとカイルとターミネーターの活躍によってジェニシス=スカイネットの起動は阻止されるが、続編も制作されるようだから、まだまだスカイネットは滅んでないんだろう。恐るべし、スカイネット。

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2015年8月11日 (火)

ペルセウス座流星群

 真夏の一大イベント、ペルセウス座流星群が8月13日(木)前後に極大を迎える。流星群というのは、彗星の軌道上を地球が通過するときに、彗星がまき散らしたちりが地球の大気に突入してたくさんの流星が見られる現象だ。地上から見ると、同じ流星群に属する流星は空の一点から放射状に流れるように見える。そこで流星群は、この放射点のある星座の名前をとって「○○座流星群」と呼ばれる。ペルセウス座流星群は真夏に見られるが、ペルセウス座は実は秋〜冬の星座で、放射点はこの写真の中央にある二重星団の近くだ。今年はたぶん、13日夜明け前が一番多く見られるだろう。地面に寝転がってできるだけ広い範囲を見るようにすれば、1時間に数十個の流星を見ることができるかもしれない。写真撮影は簡単で、シャッターを開けておけばいいだけだが、うまく流星を構図に捉えられるかどうかは運しだいだ。ぼくはタイムラプス撮影で撮影しようかと思っている。問題は天気だ。今年の北海道はどうも天気が悪いようで、心配だ。

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2015年8月10日 (月)

RAW現像⑥

 キャノンDigital Photo Professional(DPP)による天体写真RAW現像第6回目は、色彩の強調。北アメリカ星雲のように赤い星雲を写した場合、色の濃さを強くすると色彩が強調され、鮮やかな写真になる。ヒストグラムとトーンカーブの下にスライダがあるので、これを動かして調整する。あとはトリミング/角度調整ツールを使って見映えのする構図にトリミングし、JPEGファイルに変換すれば現像は完了だ。なお、天体写真は通常北を上にするが、星雲星団の形によっては適当に回転させた方がいいものもある。例えば、アンドロメダ銀河M31は、Macのデスクトップ写真で使われている向きの方が断然いい。

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2015年8月 9日 (日)

RAW現像⑤

 キャノンDigital Photo Professional(DPP)による天体写真RAW現像第5回目は、トーンカーブ調整。ヒストグラムとトーンカーブの下にコントラスト調整スライダがあり、ここでコントラストを強めたり弱めたりする。ぼくはいつもコントラストを強めにするが、あまり強くすると中間色の階調が失われるため、もうちょっと弱めがいいかもしれない。このあたりは好みの問題もあるので、いろいろ試してみるといい。コントラストを強くすると、トーンカーブの形がS字に変わるのがわかる。ハイライトやシャドウスライダを動かすと、これまたトーンカーブの形が変わる。このように、トーンカーブを調整することによって、淡い星雲を浮き上がらせたり、オリオン座大星雲M42の中心部のようにすぐに露出オーバーになってしまう部分を淡くしたりということができる。

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2015年8月 8日 (土)

RAW現像④

 キャノンDigital Photo Professional(DPP)による天体写真RAW現像第4回目は、ダイナミックレンジ調整。ツールパレットのほぼ中央にヒストグラムがあるが、ここのスライダを動かして画面の明るさを調整する。スライダは上下左右に4つあるが、左のスライダを右にずらすとシャドウが暗くなり、右のスライダを左にずらすとハイライトが明るくなる。天体写真の場合、左のスライダをヒストグラムが立ち上がる直前までずらすと背景がいい感じの暗さになる。右のスライダは動かさなくてもいいだろう。これでぐっと天体写真っぽくなった。

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2015年8月 7日 (金)

RAW現像③

 キャノンDigital Photo Professional(DPP)による天体写真RAW現像第3回目は、ホワイトバランス調整。ホワイトバランスとは、白いものが白く写るように色の補正を行うことだ。白いものは白く写って当然という気がするかもしれないが、同じ白でも光源(太陽光、電球など)によって赤っぽくなったり青っぽくなったりする。天体写真の場合は通常オートでだいじょうぶだ。ここをいじくると全体が赤っぽくなったり青っぽくなったりするが、一発で元に戻すボタンがあるので、いろいろ試していい感じになるところを探してみるといい。

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2015年8月 6日 (木)

RAW現像②

 キャノンDigital Photo Professional(DPP)による天体写真RAW現像第2回目は、明るさ調整。天体写真の場合、フィルム時代には現像時間を長くするなどして、増感現像をするのが普通だった。DPPにはツールパレットというのがあり、これを表示すると一番上に明るさ調整のスライダがあるので、プラス側に動かしていく。これだけでは画面全体が白くなるが、あとで背景を暗くするので、とりあえず適当な値にしておく。淡い星雲の場合はめいっぱい明るくしてもいい。

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2015年8月 5日 (水)

RAW現像①

 天体写真をきれいに仕上げるには画像処理が重要だ。ステライメージという専用ソフトもあるが、Mac版がないので、ぼくはキャノン純正のDigital Photo Professional(DPP)を使っている。DPPは実際に使ってみるとなかなかいいソフトで、今のところこれで十分足りている。いろいろ試行錯誤しながら身につけた我流の画像処理方法なので、もっといい方法もあるかもしれないが、とりあえず順を追って説明しよう。なお、元データは、キャノンEOS60Da+ミニボーグ60ED、ISO1600、露出301秒で撮影した。ノイズリダクションはオンにしたので、ダーク減算はしない。まずはカメラに取り込んだ直後、何も手を加えずにDPPで開いたデータから。北アメリカ星雲とペリカン星雲は暗く、画面全体がボンヤリした印象だ。

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2015年8月 4日 (火)

弥彦山

 新潟県の弥彦山は越後平野を見下ろす眺めのいい山で、山頂へはスカイラインやロープウェイでも登ることができる。晴れていれば佐渡島も見ることができるそうだが、ぼくが行ったときは遠くが霞んで見えなかった。弥彦山のふもとには万葉集にも歌われる弥彦神社があり、このあたりは古くから門前町として栄えたそうだ。弥彦温泉から30分くらい走ると寺泊魚の市場通り(魚のアメ横)があり、日本海の海の幸がたくさん並んでいる。いかにもうまそ〜なにおいで、ついつい引き寄せられてしまう。

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2015年8月 3日 (月)

横手山

 草津白根山から横手山に向かうと、日本の国道として最も標高の高い標高2,172mの渋峠を通る。この先にはホテルがあるが、建物の真ん中に群馬県と長野県の境界線が書いてある。このあたりは冬期通行止めとなるが、通行止めが解除となった5月でもまだスキーができる。渋峠から横手山渋峠スキー場までは、国道とゲレンデが並行していて、スキーヤーを横目に見ながら走るという非常に珍しい光景を楽しむことができる。ただし、スキーヤーと競争すると危ないので、そんな気は起こさずにゆっくり走ろう。

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2015年8月 2日 (日)

草津白根山

 万座温泉から草津温泉に向かう途中には草津白根山と湯釜がある。ここも気象庁が常時観測する活火山だ。有史以降大規模噴火はないが、小規模な噴火はちょくちょく起きている。火口付近には水釜、湯釜、涸釜(かれがま)の3火口湖があるが、現在は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)が設定されていて、湯釜には近づけない。湯釜の水は独特の青緑色をしているが、非常に酸性が強いという。なお、万座温泉も草津温泉も湯は非常に熱い。熱い湯が苦手なぼくは、草津温泉では数秒間で耐えられなくなった。あんな熱い湯に入ってよくヤケドしないものだ。

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2015年8月 1日 (土)

万座温泉

 軽井沢から浅間山を見ながら鬼押ハイウェー〜万座ハイウェーを走る浅間ー白根火山ルートは、世界有数の活火山である浅間山や、鬼押出しと呼ばれる溶岩流などのダイナミックな眺めが楽しめる、群馬県と長野県を出たり入ったりするルートだ。浅間山は気象庁が常時観測する活火山で、有史以降3度の大規模噴火の記録がある。最近も噴火警戒レベル3(入山規制)が設定された。嬬恋村に入ると名物の高原キャベツ畑が広がり、緑の中を快適に走ることができる。このあたりは太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込んで一定の深さに達し、マントル物質が溶融してマグマができる火山フロントと呼ばれるエリアにあり、温泉にも恵まれている。万座温泉はすぐ近くの草津温泉のような大温泉街ではないが、なかなか情緒ある温泉だ。

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