宇宙が始まるとき
20世紀の初めまで、誰もが宇宙は永久不変であると信じて疑わなかった。アルベルト・アインシュタインは、自ら発見した相対性理論の方程式が、宇宙は静的でないという解を持つことを知り、わざわざ宇宙を静的にするための定数を加えてしまった。しかし、エドウィン・ハッブルが遠い銀河を観測して宇宙の膨張を発見したことにより、宇宙論に革命が起こった。宇宙が膨張しているとすれば、はるかな過去、宇宙の始まりがあったことになる。イギリスの宇宙物理学者ジョン・バロウが書いた「宇宙が始まるとき」は、当時の知見に基づき、宇宙はどのように始まったのかという根源的な疑問に答えようとした本だ。バロウはシャーロキアンなのだろうか、各章の冒頭に、その章の道案内になるようなホームズの言葉を引用している。
« 宇宙 最後の3分間 | トップページ | 宇宙を支配する6つの数 »
「天体写真、天文学、科学」カテゴリの記事
- 特殊切手「天体シリーズ 第2集」(2019.02.16)
- 2019年2月の星空(2019.01.30)
- オリオン座大星雲(2019.01.29)
- 新星座巡礼・冬の星空⑨ アルゴ座(2019.01.28)
- 新星座巡礼・冬の星空⑧ はと座(2019.01.27)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/594123/61796342
この記事へのトラックバック一覧です: 宇宙が始まるとき:
コメント