宇宙 最後の3分間
イギリスの宇宙物理学者ポール・デイヴィスが書いた「宇宙 最後の3分間(The Last Three Minutes)」のタイトルは、もちろんスティーヴン・ワインバーグの名著「宇宙創成はじめの三分間(The First Three Minutes)」に敬意を表したものだろう。われわれの宇宙は138億年前に誕生したとされるが、終わりはくるのか? それはどのように起こるのか? という疑問に対し、当時の知見に基づいて書かれた本だ。宇宙は膨張しているが、これが永遠に続くのかある時点から収縮に転じるかで宇宙の未来は大きく異なる。最新の研究によると、宇宙の膨張は加速しているということで、このままいけばすべての天体がわれわれの視界から消え去るどころか、すべての物質が素粒子にまでバラバラになってしまうのかもしれない。もちろん、そうなったとしてもそれははるかな未来だから、ご安心を。
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