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2015年4月26日 (日)

人類の進化 大図鑑

 図鑑は楽しい。自然科学の分野では特にそうだ。頭の中で具体的なイメージを描くのが得意な人なら文字だけの本でもいいのだろうが、ぼくはそういうのがあまり得意じゃないので、写真とか図表がないといまいちイメージがつかめない。イギリスの医師であり解剖学者(しかも美人)でもあるアリス・ロバーツ編著の「人類の進化 大図鑑」は、人類700万年の進化の過程をたくさんのすばらしい写真やイラストでたどる図鑑だ。もちろん、アウストラロピテクス・アファレンシスのルーシーやホモ・エルガスターのトゥルカナ・ボーイなど、人類学史上有名な化石も詳しく解説されている。700万年前に出現した最初の人類は、ゆっくりと進化していったが、20万年前にアフリカで現生人類(ホモ・サピエンス)が出現、5万年前くらいから世界中に広がっていく。人類がどのような経路で世界中に拡散していったかという問題も、DNAの研究によって明らかになったというから驚きだ。

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