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2015年4月14日 (火)

太陽系の果てを探る

 冥王星は現在、準惑星に分類されているが、かつては太陽系の第9番惑星だった。しかし、太陽系に未知の惑星が存在すると考える人も多く、水星の内側に「バルカン」という惑星があるとか、冥王星の外側に第10番惑星があるとして、それらを探し出そうという研究も盛んに行われた。20世紀後半になり、観測技術が進歩するにつれ、実際に冥王星に似た小惑星が続々と発見されるようになった。冥王星が惑星から準惑星へと変更されたのも、これが理由だ。現在では、海王星の外側にはエッジワーズ・カイパーベルトという領域があり、そこには多くの小天体(EKBO)があると考えられている。日本の天文学者 渡部潤一らが書いた「太陽系の果てを探る」は、冥王星が準惑星に変更されるちょっと前に書かれた本で、第10番惑星を発見しようと追い求めてきた人々の物語だ。

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