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2015年4月23日 (木)

パラレルワールド

 日系アメリカ人の物理学者ミチオ・カクは現在、NHK Eテレの「ニューヨーク白熱教室〜最先端物理学が語る驚異の未来〜」という番組に登場しているが、最新の科学を一般の人向けにわかりやすく語る科学者だ。カクの専門は超弦(超ひも)理論で、「パラレルワールド」では、現代宇宙論とその中の最もホットな理論「マルチバース(多宇宙)」について詳しく述べている。マルチバースというのは、宇宙の小さな一点が突然インフレーションを起こし、「ベビーユニバース(子宇宙)」が芽吹き、その宇宙からさらに別のベビーユニバースが芽吹くというプロセスが永遠に続くというものだ。カクは、もしこのような「パラレルワールド(並行宇宙)」が存在するなら、遠い未来、われわれの住む宇宙が暗く凍ったビッグフリーズを迎えるとき、われわれの未来の先進文明は「次元の救命ボート」によってこの宇宙を脱出し、パラレルワールドへと至る方法を見つけるだろうと語っている。

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