アインシュタインが考えた宇宙
アルベルト・アインシュタインが特殊相対性理論を発表してちょうど100年後、「世界物理年」となった2005年には関連本がいろいろ出た。日本の物理学者 佐藤勝彦が書いた「アインシュタインが考えた宇宙」もその一つだ。一般相対性理論の方程式からは膨張宇宙やブラックホールなどといった奇想天外な解が導かれたが、アインシュタインでさえそんなものは実在しないと考えていた。それが観測技術の向上とともに実際に観測されるようになり、人類の宇宙観は大きく変わることになった。著者の佐藤勝彦は、宇宙開闢(かいびゃく)の瞬間、宇宙は指数関数的な急膨張を起こしたというインフレーション宇宙論の提唱者で、この分野では第一人者だ。
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