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調布市の神代植物公園の水生植物園内に、15世紀頃に築城された深大寺城跡がある。地形的には、東・北・南の三方が自然の崖線で囲まれていて、天然の要害になっている。記録によると、1537年、このあたりを拠点としていた扇谷(おうぎがやつ)上杉氏の上杉朝定が、敵対する北条氏に対抗するため、深大寺城を再興したという。しかし、深大寺城では大きな攻防戦はなかったようで、北条氏は扇谷上杉氏の本拠地川越を直接攻めて勝利したため、そのまま廃城になったと考えられている。城の中は3つの空間(郭)に分かれていて、第1郭と第2郭からは建物跡もみつかったそうだ。
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