ラッシュ/プライドと友情
1976年のF1GPは、ニキ・ラウダとジェームス・ハントの激しい争いとなった。オーストリア出身のラウダは、フェラーリを駆って前年のチャンピオンに輝き、1976年も快調に勝利を重ねる。それを追うのがマクラーレンを駆るイギリス出身のハントだ。しかし、第10戦ドイツGP・ニュルブルクリンクサーキットでラウダは大クラッシュ、生死の境をさまようほどの重傷を負った。わずか6週間後、顔に大やけどを負った悲壮な姿でカムバックしたラウダは、最終戦日本GPまでポイントリーダーだったが、豪雨の富士スピードウェイの決勝レースを棄権、ハントが逆転チャンピオンに輝く。当時の日本はスーパーカーブームで、日本でのF1GP開催も大きな話題となった。映画「ラッシュ/プライドと友情」は、この年のハントとラウダの戦いを描いた伝記映画だ。ラウダは翌1977年に再びチャンピオンとなり、いったん引退するが、1984年にはマクラーレンで3度目のチャンピオンに輝く。ハントは1979年に引退、BBCの辛口解説者となるが、1993年に死去している。
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