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2014年11月11日 (火)

量子力学と私

 20世紀物理学の2大理論、相対性理論と量子力学は、物理学を変えただけでなく、世の中をも変えてしまった。いまやこの2大理論のおかげでさまざまな技術が生み出され、世の中に便利な商品があふれている。しかしこの量子力学という理論は、人間の「常識」からすると何とも不思議なところがある。量子力学の基礎方程式であるシュレディンガー方程式には虚数iが登場するが、高校生のとき、なぜ実在しない虚数というものを考えるのか、非常に不思議だった。朝永振一郎の「量子力学と私」は、創生期から量子力学を専門としてきた朝永のエッセイ集だが、光子は(素粒子も)波動と粒子の二重性を持つという量子力学の最も不思議な性質を、「光子の裁判」という話で鮮やかに語っている。

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