日高山脈
北海道日高地方に生まれ、約19年間、日高山脈を見ながら育った。と言いたいところだが、日高山脈は日高側からは意外とよく見えない。手前にたくさん山があるので、主稜線は隠れてしまうことが多いのだ。反対に十勝側は、十勝平野から急に盛り上がっているので、とてもよく見える。日高山脈はほぼ南北140㎞にわたり、最高峰の幌尻岳(ぽろしりだけ)やカムイエクウチカウシ山、ペテガリ岳など名前のついた山だけでも40以上ある。かつては氷河に覆われた時代があり、氷河によって鋭く削られたカールを見ることができる。日高山脈を横断するルートは日高町〜清水町の国道274号と浦河町〜広尾町の国道236号天馬街道があるが、特に日勝峠からのながめはすばらしい。
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