釧路のズリ山(ボタ山)
北海道にはかつて多くの炭鉱があった。中でも石狩炭田は日本最大の炭田で、夕張や芦別、赤平、歌志内などの産炭地は大いににぎわった。釧路炭田にも、以前は太平洋炭礦という会社があったが、今は釧路コールマインという会社が事業を続けている。石炭は植物が枯れて積み重なり、地中の熱や圧力を受けてできたもので、いわば植物の化石だ。石狩炭田は内陸にあるが、ここ釧路では海底に坑道を掘って採炭している。昔はうちの方でも「太平洋の海底炭」という看板を見かけたものだ。坑道の入口は釧路市中心部から春採(はるとり)湖の向こう側にあるが、近くにはちょっと変わった山がある。石炭とともに出てくる岩石の捨て場で、ズリ山(ボタ山)と呼ばれている。
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