物理学はいかに創られたか
アルベルト・アインシュタインは1879年、ドイツに生まれた。大学卒業後はスイスの特許庁に勤務するが、独学で数学や物理学を研究、1905年に特殊相対性理論の論文を発表する。この年アインシュタインは、量子論に関する論文も書き上げ、20世紀物理学の2大理論である相対性理論と量子力学に大きく貢献する。ナチスが政権を握るとアインシュタインはアメリカに永住、プリンストン高等研究所の教授に就任する。「物理学はいかに創られたか」はアインシュタインがその頃、弟子のレオポルト・インフェルトとともに書いた本で、一般向けに(当時の)現代物理学の全貌を解説している。この本を読んで物理学者になったという人も多く、この分野では古典的名著だ。アインシュタインは来日経験もあり、その際は各地で大騒ぎになったそうだ。ボサボサの髪型といい、舌を出した有名な写真といい、ルックスやキャラクターも非常に個性的で、一般社会にも大きな影響を残した人物だった。
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