時間・空間・重力
アメリカの物理学者ジョン・ホイーラーは、「ブラックホール」の名付け親であり、プリンストンの大学院生だったリチャード・ファインマンを指導したことでも有名だ。専門は一般相対性理論で、キップ・ソーンらと書いた教科書「重力理論」は、重力崩壊してブラックホールになりそうなくらい分厚い。この本はぼくもほしいのだが、まず読めそうにないこと、置き場所にも困ることから、買ってない。同じホイーラーの書いた「時間・空間・重力」は、けっこう立派な本で重いのだが、「重力理論」と比べるとはるかに軽いので、これならなんとかなる。一般相対性理論は、物質があるとその周囲の時間と空間がゆがみ、それが重力として働くというもので、ほぼ1世紀前にアルベルト・アインシュタインが完成させた。一般相対性理論は曲がった空間を記述するリーマン幾何学によって構築されているが、この本でホイーラーは、難しい数式を使わずに一般相対性理論のイメージを解説している。
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