イケナイ宇宙学
世の中には多くの書物があふれているが、いわゆる「トンデモ本」というのは科学の分野にもけっこうある。天文学の分野でとりわけ有名なのはイマヌエル・ヴェリコフスキーが書いた「衝突する宇宙」という本で、これは当時の科学界がまともに相手をしてしまったことから、大論争となった。まあそこまでいかなくても、SF映画の影響などもあって、間違った科学というのは世の中にたくさん流布している。アメリカの天文学者フィリップ・プレイトが書いた「イケナイ宇宙学(Bad Astronomy)」は、宇宙に関する間違い話を解説した本だ。プレイトは「スター・トレック」や「スター・ウォーズ」などの映画に登場するシーンについて、どこが間違っているのかも説明してくれるが、もともとSF映画やテレビが大好きで、子どもの頃からそういうのを見て真理を追究する目を養ったそうだ。
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