オリオン星雲
オリオン座は全天の中でも非常に興味深い星座だ。ベテルギウスとリゲルという2つの1等星があり、オリオン座大星雲という星が生まれるところもある。眼視でも写真でも美しく、学術的にも非常に貴重な存在だ。ハッブル宇宙望遠鏡計画を主導したアメリカの天文学者C・ロバート・オデールが書き、宇宙飛行士の土井隆雄・ひとみ夫妻が監修・翻訳した「オリオン星雲」は、オリオン座に魅せられた人たちの物語だ。ベテルギウスは極めて大きな恒星であり、不安定な状態になっていることから、いずれ超新星爆発を起こすと考えられている。もし超新星爆発を起こせば、満月並みの明るさになるとも言われている。しかし、それがいつになるかはまったくわからない。天文学的な時間のスケールは、人間的な時間のスケールとは違いすぎるのだ。
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