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2014年7月22日 (火)

隠れていた宇宙

 現代物理学の最先端はSF化しつつある。アメリカの物理学者ブライアン・グリーンの最新刊「隠れていた宇宙」の監修者であるサイエンスライターの竹内薫はこう述べている。この本は、最先端の宇宙論の中でも最も驚くべき仮説、マルチバース(並行宇宙、多宇宙)について解説したものだ。「マルチバース」とは、宇宙を意味する「ユニバース」からつくられた造語で、われわれの宇宙から見えないところに別の宇宙がたくさんあるという話だ。もちろん、単なる空想ではなく、量子力学、超弦理論(超ひも理論)、ランドスケープ宇宙、ホログラフィック理論など、名だたる物理学者たちが追究してきた最先端の理論が、なぜかみなマルチバースの存在を予言するのだ。ただし、実際に検証可能かどうかということを考えると、少なくとも今現在はほとんど不可能だろう。しかし、このような奇妙キテレツな研究が、名だたる物理学者たちによって大マジメになされているのだ。

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