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2014年7月21日 (月)

宇宙を織りなすもの

 アメリカの物理学者ブライアン・グリーンは超弦理論(超ひも理論)の専門家であり、一般向けの解説書「エレガントな宇宙」は、同名のテレビ番組への出演もあってベストセラーになった。そのグリーンが書いた「宇宙を織りなすもの」は、「空間とは何か、時間とは何か」という究極の問題について、一般向けに解説した本だ。空間と時間は、当たり前のように存在している。20世紀になるまで、ほとんどの人間がそのように考えていた。その「常識」が揺らぎ始めたのは、アインシュタインが相対性理論を発見したときからだ。相対性理論は、空間と時間が互いに複雑に絡み合いながら、伸びたり縮んだり曲がったりすることを予言した。本書の締めくくりでグリーンは、空間と時間は宇宙の基本構成要素ではなく、この3次元の宇宙の中で起きているように見える出来事は、遠くの2次元の表面で起きている出来事を投影するホログラムのようなものかもしれないと述べている。これがホログラフィック原理と呼ばれるものだが、最先端の宇宙論はまったくすごいことになっている。

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