彗星、地球へ大接近! & へール・ボップ彗星がやってくる
日本の天文学者 渡部潤一は、太陽系が専門であり、大彗星が出現するたびにテレビに出演して解説しているので、見たことがある人は多いだろう。1996年〜1997年というのは彗星の当たり年で、1996年3月には百武彗星が地球に大接近して長大な尾を伸ばし、1997年3月には史上最大級の大彗星であるへール・ボップ彗星がシリウス並みの明るさに見えた。こういうときは天文書の出版社や望遠鏡メーカーも大いに活気づき、ガイドブックも続々刊行される。「彗星、地球へ大接近!」も「へール・ボップ彗星がやってくる」も渡部が書いた本だが、百武彗星の方はまさに彗星のように出現したので、わずか10日間で書き上げたという。渡部は昨年も「大彗星、現れる。」「巨大彗星 アイソン彗星がやってくる」という本を書いたが、残念ながらアイソン彗星は太陽最接近の際に消滅してしまった。
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