ソラリスの陽のもとに
ポーランドのSF作家スタニスワフ・レムの代表作「ソラリスの陽のもとに」は、地球から遠く離れた惑星ソラリスに人類が建造したソラリス・ステーションを舞台に、3人の研究者が摩訶不思議な現象に遭遇する話だ。長年の研究により、摩訶不思議な現象を生み出しているのがソラリスの海であることは判明しているのだが、果たしてソラリスの海が知的生命なのかは最後まで謎のままだ。われわれにはまず肉体があって、脳の中で飛び交う電気信号が意識を生み出していると考えられているが、肉体というものが知的生命に必要不可欠であると100%断言することはできないのではないか。などと考え出すとおもしろいのだが、頭の中でビジュアル化する能力に乏しいぼくにとっては、小説を読んだだけではイメージがわかないところも多く、映画化されるのはとても助かる。「ソラリスの陽のもとに」は、1972年のソ連映画「惑星ソラリス」と2002年のアメリカ映画「ソラリス」として2度映画化されている。
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