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2014年6月

2014年6月30日 (月)

相対論的宇宙論

 日本の物理学者 佐藤文隆・松田卓也が書いたブルーバックスの「相対論的宇宙論」は、1974年が初版だ。高校生のとき、町の図書館にあったので、手にとって読んだことがある。内容は難しくてよくわからなかったが、松本零士がイラストを描いていたので、ずっと覚えていたのだと思う。今は新装版が出ているが、内容はさすがにちょっと古い。しかし、相対性理論が検証されるまでの歴史的経緯などはおもしろく、相対性理論のライバルであったブランス・ディッケ理論などの話も出てくる。佐藤文隆同様、松田卓也も一般向けの本をたくさん書いているが、ちょっとおもろいおじさんという感じで、ユーモアある語り口だ。

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2014年6月29日 (日)

鈴鹿8耐

  今年もまた鈴鹿8耐の季節がやってくる。実際に観戦したことはないが、記憶に残るレースといえば何といっても1985年だ。この年ヤマハはケニー・ロバーツ&平忠彦という豪華コンビで臨んだ。対するホンダはワイン・ガードナー&徳野政樹のコンビ。当時のガードナーはトップに上り詰める途中で、まだまだ”キング”ケニーの方が役者が上という感じだった。ロバーツ&平はトップを走るものの終盤にリタイア、ガードナー&徳野が優勝する。ガードナーはその後WGP500㏄クラスでワールドチャンピオンとなり、鈴鹿8耐でも4勝を挙げた。ガードナーが現役時代最後にかぶっていたパープルのヘルメットは実にかっこよく、ぼくもレプリカを持っていた。片山レプリカとスペンサーレプリカも持っていたが、あの頃は街中スペンサーレプリカだらけだったっけ。

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2014年6月28日 (土)

シャーロック・ホームズ全集

 アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズは、多くの人がどこかで読んだことがあるだろう。長編が4つあり、短編56作品は5つの短編集にまとめられている。日本でもたくさんの訳書が出ているが、延原謙の新潮文庫版が最もポピュラーだろうか。この河出書房新社版の「シャーロック・ホームズ全集」は、日本を代表するシャーロキアン小林司・東山あかねが新たに全訳したもので、非常に詳細な注・解説がついている。全9巻そろえると大変なボリュームになるが、ホームズものとしてはこれが決定版だろう。シリーズ第1作の「緋色の習作(A Study in Scarlet)」は、これまで「緋色の研究」と訳されることが多かったが、従来から「Study」は美術用語の「習作」と訳すべきだという主張があり、小林・東山本ではそのような訳となった。ちなみに、ベネディクト・カンバーバッチ主演のテレビドラマ「SHERLOCK」の第1作は、「A Study in Pink」だ。

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2014年6月27日 (金)

宇宙のしわ

 現代宇宙論では、宇宙は138億年前に「真空のゆらぎ」からポッと生まれ、「インフレーション」と呼ばれる急膨張を経て、「ビッグバン」と呼ばれる膨張が始まったと考えられている。ビッグバンは「火の玉宇宙」とも呼ばれる高温高圧状態で始まったので、その「残り火」があるはずだと考えられ、実際に1965年、アメリカのベル研究所の2人の研究員によってそれが発見された。これが「宇宙マイクロ波背景放射(CMB)」と呼ばれるものだ。そして、1991年には、人工衛星COBEによってCMBにわずかなゆらぎが観測された。このゆらぎが現在の銀河など大規模構造の「種」になったということで、ビッグバン理論は確固たるものとなった。このプロジェクトを主導したアメリカの天文学者ジョージ・スムートが書いた「宇宙のしわ」では、CMBのゆらぎ発見までの歴史的ドラマが展開されている。

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2014年6月26日 (木)

究極理論への夢

 自然界の4つの力「重力」「電磁気力」「強い力」「弱い力」のうち「電磁気力」と「弱い力」の統一理論を構築し、「宇宙創成はじめの三分間」という著書でも有名なアメリカの物理学者スティーヴン・ワインバーグは、1992年に「究極理論への夢」という本を刊行した。本書の中でワインバーグは、究極理論=自然界の最終法則とはどんなものか、われわれは究極理論に向かってどのように進んできたのか、究極理論を手にした暁には科学と人間の精神にどんなことが起こるのかなどの問題について述べている。この本が書かれた後も、宇宙論や素粒子物理学ではめざましい発展が続いているが、一つの謎が解決されるたびに、新たな謎が生まれている。どうやら、「究極理論」への道はまだまだ続きそうだ。

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2014年6月25日 (水)

アインシュタインは正しかったか?

 アルベルト・アインシュタインは20世紀初め、特殊相対性理論と一般相対性理論を発表し、物理学に革命をもたらした。しかし、空間が歪むだけでなく、時間も歪む(しかも空間と時間がまざって歪む)という、あまりにもそれまでの常識とかけ離れた理論だったため、信じられないという人も多かった。アメリカの物理学者クリフォード・M・ウイルが書いた「アインシュタインは正しかったか?」は、一般相対性理論がどのようにして検証されてきたのかを解説した本だ。今では相対性理論の検証は身近なところでできる。カーナビなどに使われるGPSは、相対性理論による時間のずれを考慮しないと実用にならないのだ。

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2014年6月24日 (火)

現代天文学講座8 銀河系

 かつて恒星社(現在は恒星社恒星閣)が「現代天文学講座(全15巻)」というシリーズを刊行していたが、そのうちの1冊「銀河系」(宮本昌典編)は大学の教養課程の教科書に指定されていた。銀河系の直径は10万光年くらいだが、太陽系は銀河系の中心から3万光年くらい離れている。銀河系の中心は夏の天の川のいて座の方向にあるが、実際に見えているのは数千光年の星までで、銀河系の全体像はわからない部分も多い。銀河系の周りには矮小銀河と呼ばれる小さな銀河もけっこうあるようだが、今まさに銀河系に飲み込まれている矮小銀河もあるのかもしれない。

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2014年6月23日 (月)

宇宙地球科学

 大学の教養課程のとき、教科書に指定されていたのが日本の天文学者 杉本大一郎らの「宇宙地球科学」だ。この本は半分は天文学、半分は地学のことが書かれていて、地学の方は地球科学者の浜田隆士が担当している。当時ぼくは天文学者をめざそうとしていたが、地学の方はあまり興味がなかった。しかし、バイクで各地を回っていると、めずらしい地形や地質などを見ることもあり、最近では地学にも興味を持つようになった。ちゃんと読んで勉強しておけばよかった!

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2014年6月22日 (日)

天体の位置計算

 計算機がない時代、暦の計算というのは実に大変だった。戦争中などは、飛行機は天文航法(星の位置を測って自分の位置を知り、目的地に飛ぶ方法)によっていたので、大勢の女学生を学徒動員し、計算に当たらせていたそうだ。日本の天文学者 長沢工の「天体の位置計算」は、まだパソコンが普及する前、電卓を使って計算する人向けに書かれた本だ。最近は計算の仕組みを知らなくても、パソコンで簡単にグラフィックが描けるが、位置天文学というのは人類の英知が詰まった財産なのだから、ちゃんと後世に残しておくことも必要だろう。

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2014年6月21日 (土)

概論天文学

 日本の天文学者 宮本正太郎の「概論天文学」は、天文学を教える小中高校の教師向けに書いた本だそうだ。宮本の業績はいろいろあるが、最も有名なのは太陽コロナの加熱メカニズムについての研究で、コロナが150万度もあることを計算で示した。高校生のときはちょっと難しかったが、いま読み返すと教育目的だけあってわかりやすい。

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2014年6月20日 (金)

天体写真

 写真術は19世紀前半に発明されたが、天文学に写真を導入したのはアメリカの天文学者ヘンリー・ドレイパーだった。天文ファンになると当然天体写真を撮りたくなるので、ぼくも高校生のときは写真部に入り、モノクロ写真は自分で現像していた。しかし、天体写真はちょっと特殊で、独特のテクニックが必要だ。そんな天文ファンのために、天体写真の撮影・処理方法を理論的に解説した本がプロ・アマ数人の天体写真家による「天体写真」だ。もちろん、フィルム時代の本なので、今ではもう歴史的文献になってしまったが。

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2014年6月19日 (木)

35㎜カメラによる写真星図

 デジタルカメラ全盛の現代では、撮影後すぐに画像をチェックできるし、トリミングなんかも簡単にできるので、フィルムカメラ時代ほど構図合わせに気を使わなくてもよくなった。今から思えば、フィルム時代は大変だった。構図合わせには星図を使っていたが、よりリアルな写真星図がほしいという人が多かったんだろう、中学生のときに「35㎜カメラによる写真星図」という本が刊行された。写真星図を作るにはひたすら忍耐強さが求められると思うが、この本は日本から見える星空を58のブロックに分け、8人のアマチュア天文家が分担して撮影している。

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2014年6月18日 (水)

ボーグMMFー1ミニマイクロフォーカス接眼部

 一般的な天体望遠鏡はラック&ピニオンと呼ばれる接眼部を備えているが、トミーテックの望遠鏡ボーグシリーズは、ヘリコイドを使ってピントを合わせることが多い。ヘリコイドでも微妙なピント合わせは何とか可能だが、目の調子が悪いとなかなかジャスピンを出すのが大変だ。というわけで、ヘリコイドよりもさらに微妙なピント合わせが可能な接眼部のパーツを導入した。金色のノブは、銀色のノブの10分の1のストロークなので、これを使うとピント合わせの苦労が減るはずだ。これを製造しているのは台湾のメーカーだそうだ。

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2014年6月17日 (火)

天体観測ハンドブック

 1949年以来毎年刊行されている「天文年鑑」は、天文ファンにはおなじみの年鑑だ。今でも大きな書店では山積みにされているので、けっこう買っている人は多いんだろう。ぼくも1979年版から毎年買っているので、今年で36冊目となった。その天文年鑑を100%活用するために書かれた解説本が「天体観測ハンドブック」だ。著者である天文学者 鈴木敬信ももう亡くなったので、改訂版が出ることもないだろうが、天文年鑑も内容が増えて分厚くなってきたので、誰か新たな解説本を書いてくれないだろうか。

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2014年6月16日 (月)

バーティノフマスク

 デジタルカメラ時代になり、ピント合わせはよりシビアさが要求されるようになった。特に望遠鏡にカメラを直接接続する直焦点撮影では、ピント合わせはけっこう大変だ。ライブビュー機能があれば非常に助かることは助かるのだが、年とともに視力が低下しているので、目の調子が悪いとなかなかうまく決まらない。というわけで、ピント合わせのための秘密兵器バーティノフマスクを買ってきた。マニュアルに図が書いてあるが、3本の線が真ん中でピタリと合うとジャスピンだ。

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2014年6月15日 (日)

タカハシ・スペースボーイ赤道儀

 四半世紀前に購入し、現役で使い続けているタカハシ・スペースボーイ赤道儀をオーバーホールに出した。オーバーホールとともに、ウォームネジがちょっと曲がっていたので、交換してもらった。ミニボーグ60EDを使い出してからちょっとガイドミスが気になるようになったが、ウォームネジが曲がっていたのが原因かもしれない。当時の定価の2倍くらいの費用がかかったが、これでまた四半世紀は使えるだろう。

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2014年6月14日 (土)

流星観測ガイドブック

 いつ現れるかわからない彗星に対し、流星はいつでも見られる。星の写真を撮っているとたいてい一晩に何個かの流星を見るし、写真に写り込むこともある。毎年8月12〜13日にはペルセウス座流星群が極大を迎えるので、この日なら一晩に何十個もの流星を見ることができるだろう。2001年のしし座流星群なんかは、歴史に残る大出現だった。これは北海道に帰って見たが、ぼくが見た天文現象の中でも最高のイベントだった。「流星観測ガイドブック」は、流星観測を本格的にやりたいアマチュア向けの本だ。

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2014年6月13日 (金)

太陽系45億年の旅

 天体画家 岩崎一彰(賀都彰)の天体画はたぶんどこかで目にした人が多いだろう。ものすごいリアルさで、この分野では世界一と言っても過言ではないだろう。その岩崎の作品を200点ほど集めた本が、ブルーバックスの「太陽系45億年の旅」だ。岩崎は現在、静岡県伊東市に「岩崎一彰・宇宙美術館」という美術館・天文台・プラネタリウムを構えている。

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2014年6月12日 (木)

天国と地獄

 カール・セーガンのテレビシリーズ「コスモス(COSMOS)」のテーマ曲として使われたのは、ギリシャのシンセサイザー音楽家ヴァンゲリスのアルバム「天国と地獄」に収録されているタイトル曲(パート1第3楽章)だ。この番組はヴァンゲリスの曲を多用していて、他にもアルバム「反射率0.39」「霊感の舘」収録の曲が採用されている。「反射率0.39(Albedo 0.39)」とは、光の反射率が39%ということで、地球のことを意味している。金星は分厚い大気に覆われていて、アルベドが0.9もあるが、水星は0.1もない。「天国と地獄」は、何といっても星を見ながら聴くのがおすすめだ。

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2014年6月11日 (水)

宇宙幻想

 日本のシンセサイザー音楽の第一人者 冨田勲のアルバム「宇宙幻想」は、「2001年宇宙の旅」のテーマ曲としても有名なリヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」や「スター・ウォーズのテーマ」など、宇宙をテーマにした音楽集だ。このうち映画「惑星ソラリス」にインスパイアされてできた「ソラリスの海」は、カール・セーガンのテレビシリーズ「コスモス(COSMOS)」にも使われた。「コスモス(COSMOS)」の音楽といえば、ギリシャのシンセサイザー音楽家ヴァンゲリスの曲が非常に印象的だったが、「ソラリスの海」も非常にいい雰囲気だ。

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2014年6月10日 (火)

惑星ソラリス

 ポーランドのSF作家スタニスワフ・レムの代表作「ソラリスの陽のもとに」を、旧ソ連の映画監督アンドレイ・タルコフスキーが1972年に映画化したのが「惑星ソラリス」だ。「2001年宇宙の旅」と並ぶSF映画の古典的名作と言われているが、これもなかなか深淵な内容だ。「2001年宇宙の旅」ではクラシック音楽が効果的に使われていたが、こちらもバッハのコラール前奏曲が使われていて、非常に印象的だ。冨田勲は「惑星ソラリス」にインスパイアされて「ソラリスの海」(アルバム「宇宙幻想」に収録)という曲を発表しているが、ソラリスの海のイメージをよく表していると思う。「惑星ソラリス」は東京でもロケをしていて、最初の方に当時の東京の首都高を走るシーンが出てくる。ぼくもよく走るコースなのだが、道路じたいはあまり変わってない感じだ。

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2014年6月 9日 (月)

ソラリスの陽のもとに

 ポーランドのSF作家スタニスワフ・レムの代表作「ソラリスの陽のもとに」は、地球から遠く離れた惑星ソラリスに人類が建造したソラリス・ステーションを舞台に、3人の研究者が摩訶不思議な現象に遭遇する話だ。長年の研究により、摩訶不思議な現象を生み出しているのがソラリスの海であることは判明しているのだが、果たしてソラリスの海が知的生命なのかは最後まで謎のままだ。われわれにはまず肉体があって、脳の中で飛び交う電気信号が意識を生み出していると考えられているが、肉体というものが知的生命に必要不可欠であると100%断言することはできないのではないか。などと考え出すとおもしろいのだが、頭の中でビジュアル化する能力に乏しいぼくにとっては、小説を読んだだけではイメージがわかないところも多く、映画化されるのはとても助かる。「ソラリスの陽のもとに」は、1972年のソ連映画「惑星ソラリス」と2002年のアメリカ映画「ソラリス」として2度映画化されている。

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2014年6月 8日 (日)

写真で見る彗星

 ハレー彗星のような大彗星はしょっちゅう現れるわけではないが、望遠鏡でしか見えないような暗い彗星は毎年けっこう現れている。「写真で見る彗星」は、世間をにぎわせた大彗星だけでなく、マイナーな彗星も紹介した写真集だ。日本はコメット・ハンター王国で、日本人の名前がついた彗星は70くらいあるらしい。

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2014年6月 7日 (土)

彗星ガイドブック

 日本のコメット・ハンターの第一人者 関勉が書いた「彗星ガイドブック」は、コメット・ハンターを志したアマチュア天文家にはおなじみだろう。ぼくが天文少年になってからは、1986年のハレー彗星まで大彗星が出現しなかったので、それまで彗星を見たことはなかった。ハレー彗星も九十九里浜まで見に行ったが、ほとんど見えなかった。初めて自分の眼で見た大彗星は、1996年の百武彗星だ。去年はアイソン彗星が大いに期待されたが、太陽最接近時にほとんど消滅してしまった。まあでもそのうちまた大彗星が現れるだろう。

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2014年6月 6日 (金)

バイクでアマチュア無線④

 最後にアンテナだが、第一電波工業というメーカーがダイヤモンドアンテナという名前でいろんなアンテナを作っているので、フレキシブルアンテナを使えばいい。この場合、タンクバッグに無線機を収納するとスッキリする。または、ナンバープレートにつけるアンテナ基台もあるので、これならより長いアンテナが使える。ぼくの場合は、CB1100のリアにGIVIのトップケースをつけていて、このケースにアンテナ基台を張り付けている。以上で装備はOKだ。

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2014年6月 5日 (木)

バイクでアマチュア無線③

 ハンディトランシーバーを手に入れたら、次はヘルメット内にスピーカーとマイクを取り付ける。めんどくさそうだが、KTELというメーカーが便利なセットを作っているので、これを使えば簡単だ。それから、クラッチレバーのところにPTTスイッチを取り付ける。PTTとはPush To Talkの略で、運転中にしゃべるときは左手の人差し指でこのスイッチを操作する。これもKTELで作っている。

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2014年6月 4日 (水)

バイクでアマチュア無線②

 バイクでアマチュア無線をやる場合、無線機としてはハンディトランシーバーがいい。バイク専用のモービルトランシーバーもあるが、ツーリングにはハンディ機で十分だ。秋葉原に行くとロケットアマチュア無線本館とか富士無線電機という専門店があるので、そこで使いやすそうな無線機を探せばいい。ぼくはケンウッドを2機、アイコムを1機持っているが、他に八重洲無線(スタンダード)アルインコというメーカーもある。ツーリングに使うだけなら、144/430MHzのデュアルバンド機ではなく、430MHzのモノバンド機でも十分だ。

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2014年6月 3日 (火)

バイクでアマチュア無線①

 バイク仲間とツーリングに出かけるとき、無線機を搭載していると便利だ。人数がちょっと多いときなどは、無線機を搭載しているライダーをところどころに配置しておけば、道を間違えてはぐれたりすることもなくなる。免許不要の特定小電力トランシーバーというのもあるが、これは出力が小さいので、やはりアマチュア無線トランシーバーの方がいい。アマチュア無線をやるには、まず無線従事者免許を取得しなければならないが、第4級アマチュア無線技士はちょっと勉強すれば簡単に取得できる。次に無線局免許だが、これは無線機を買って書類を出せば取得できる。今ならインターネットによる電子申請も可能だ。無線局免許状に記されている識別信号がいわゆるコールサインだ。

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ゼロ・グラビティ

 国際宇宙ステーションで船長を務めた若田光一宇宙飛行士が無事地球に帰還した。何事もなく平穏にミッションをこなしたように見えるが、実際はそんな簡単なものではなかったろう。宇宙空間が人間にとってどんなに過酷な環境か、サンドラ・ブロック&ジョージ・クルーニー出演の映画「ゼロ・グラビティ」を見るとつくづく考えさせられる。まあ映画なのであまり突っ込みを入れてもしょうがないのだが、非常に出来がいいので、あえて科学的考証にこだわるのもいいかもしれない。その辺は宇宙技術開発(株)のHPに詳しい解説がある。

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2014年6月 2日 (月)

アジサイ

6月はアジサイの季節だ。

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星雲星団ウォッチング

 天体写真家 浅田英夫の「星雲星団ウォッチング」は、ちょっと大きい望遠鏡でないと見られないようなマイナーな星雲星団銀河も含むガイドブックだ。紹介されているすべての星雲星団銀河にファインディングチャートがついているので、実際に望遠鏡で探すときに役立つだろう。

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2014年6月 1日 (日)

双眼鏡で星空ウォッチング

 暗い星雲星団銀河を撮影するとき、まずはターゲットの位置を確認しなければならない。もちろん肉眼では見えないので、双眼鏡が頼りだ。撮影中も双眼鏡で星空散歩としゃれこむ。このように、双眼鏡は望遠鏡よりはるかに出番が多い。村山定男監修・白尾元理の「双眼鏡で星空ウォッチング」は、そんな双眼鏡派にはいいガイドブックだ。

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