光と物質のふしぎな理論
リチャード・ファインマンは量子電磁力学(QED)の発展に大きく貢献したことでノーベル物理学賞を受賞した。ファインマンの「光と物質のふしぎな理論」は、1983年のカリフォルニア大学での講演が元になっているが、物理学科の学生向けではなく、一般向けにわかりやすくQEDを解説した本だ。光と物質、もっと正確に言えば光子と電子の相互作用というのは非常に不思議なふるまいを見せるが、ファインマンや朝永振一郎が打ち立てた理論により、極めて高い精度で計算することが可能となった。ファインマンが考案したファインマン・ダイアグラムは、複雑な計算を視覚的に行うことができるようにしたものとして有名だが、本書でもたくさん登場する。
« DIG | トップページ | MILES DAVIS Vol.1・Vol.2 »
「天体写真、天文学、科学」カテゴリの記事
- アトラス彗星(C/2024 S1)(2024.10.07)
- 二十四節気・寒露(2024.10.06)
- 10月りゅう座流星群(2024.10.04)
- 紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)(2024.10.01)
- 三鷹・星と宇宙の日2024(2024.09.30)
コメント