困ります、ファインマンさん
アメリカの物理学者リチャード・ファインマンは、20世紀物理学会のスーパースターだ。とにかくユーモアあふれる人物で、奇想天外な行動も数多くあったが、物理学に対する姿勢は誰よりも真摯だった。そのファインマンの自伝「ご冗談でしょう、ファインマンさん」はベストセラーとなったが、続編として書かれたのが「困ります、ファインマンさん」だ。1986年、スペースシャトル・チャレンジャーが打ち上げ直後に空中分解し、乗組員全員が死亡するという事故があった。ぼくも生中継で見ていたが、衝撃的な事故だった。事故原因を調査するため、大統領令による「ロジャース委員会」が組織されたが、本書では委員となったファインマンの目から見たロジャース委員会のてんまつが語られていて、非常に興味深い。
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