天体力学入門
天体力学は、力学の法則に基づき、天体の運動を研究する学問だ。天文学はもともと暦をつくることから始まったが、この分野は位置天文学として発展した。17世紀になって、ヨハネス・ケプラーが惑星の運動に関する法則を発見、アイザック・ニュートンがニュートン力学の体系を完成させる。日本の天文学者 長沢工の「天体力学入門」は、その名のとおり天体力学の入門書だが、内容はなかなか難しい。ニュートンの運動方程式じたいはシンプルだが、そこから惑星の軌道を導くのはかなりめんどくさいのだ。さらに、天体の数が3つ以上になると、3体問題といって方程式を厳密に解くことはできなくなる。現代はコンピューターがあるからいいが、昔は大変な仕事だったろう。
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