ファインマンさんの愉快な人生
リチャード・ファインマンは権威というものを信じず、相手がいくら大物だろうと、あるいは例え子どもだろうと、常に正直に率直に本音を語る人物だったそうだ。言葉遣いはニューヨーク・ブルックリン訛りで、とても大学教授とは思えないくだけた話し方だったという。そうしたファインマンの雰囲気にはこれまでの自伝や伝記で(日本語訳だが)接することができるが、「ファインマンさんの愉快な人生」は、ファインマンの生涯をちょっとアカデミックに綴った伝記だ。ファインマンは戦争中「マンハッタン計画」に参加していて、人類初の核実験「トリニティ実験」にも立ち会っているが、そのときの話も書かれている。後年ファインマンは、ホノルルの寺を訪ねたときの住職の言葉を忘れられず、講演などでも紹介している。「人はみな極楽の門を開く鍵を与えられているが、その同じ鍵は地獄の門をも開く」
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