宇宙戦争
H・G・ウェルズの古典的名作「宇宙戦争」は、オーソン・ウェルズによるラジオ放送の際、火星人が本当に来襲したと思い込んだ聴衆がパニックを起こしたといういわくつきのSF小説だ。当時火星には「運河」のような模様が観測されていて、アメリカの天文学者パーシヴァル・ローウェルのように、高度な文明を持つ火星人がいると考える人もいたのだ。ウェルズが描いた火星人はタコ型で、強力な熱線を放つトライポッドに乗ってあらゆるものを破壊していくが、地球の微生物によって死に絶え、人類は滅亡の危機を免れる。1976年にはヴァイキング1・2号が火星に軟着陸、その後もたびたび探査機が訪れているが、生命の痕跡も運河も見つかっていない。
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