サイエンス・アドベンチャー
カール・セーガンの「サイエンス・アドベンチャー」(原題「ブローカ博士の脳」)では、1950年に刊行され物議をかもしたイマヌエル・ヴェリコフスキーの「衝突する宇宙」に対する批判が展開されている。「衝突する宇宙」は、今で言えばいわゆる「トンデモ本」に分類される疑似科学書だが、多くの科学者が言及したことにより、かえって有名になってしまった。ぼくが中学生か高校生のときにも、町の図書館の天文書コーナーに堂々と置いてあったので、内容を知らない当時はまともな本かと思っていた。トンデモ本なんて無視すればいいと思うのだが、科学的な検証もせずにただ抑圧しようとする科学者の態度にも問題がある、というのがセーガンの主張だ。
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