SHERLOCK1−2 The Blind Banker
「SHERLOCK」シリーズ1第2話「The Blind Banker」は、差別用語と判断したからだろうか、邦題は「死を呼ぶ暗号」となっている。暗号解読はホームズの得意とするところで、「踊る人形」では見事な腕前を見せ、犯人逮捕に結びつける。本作では、中国の犯罪組織「Black Lotus」が登場、組織を裏切った3人が殺される。しかし、「Black Lotus」も真の首謀者ではなかった。クモの巣の真ん中にクモと同じように座り、無数の糸を操るだけで犯罪を実行する男、ジム・モリアーティこそ真の首謀者だった。モリアーティは、ドイルの原作(シャーロキアンは「正典」と呼ぶ)では、高齢で背が高くやせている元数学教授という設定だったが、「SHERLOCK」ではまったく違う設定になっている。シャーロックがコンサルタント探偵なら、モリアーティはコンサルタント犯罪者なのだ。このモリアーティ、エキセントリックな性格はシャーロックに勝るとも劣らない。モリアーティは第3話「The Great Game」でいよいよその姿を現す。なお、日本で発売されているブルーレイ版は、英語字幕がない。イギリス版は英語字幕があるので、これで見るとシャーロックの猛スピードのセリフがわかる。とにかく、よくもまああんなに早口でしゃべれるもんだ。
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