エレガントな宇宙
アメリカの物理学者ブライアン・グリーンが書いた本書「エレガントな宇宙」は、超弦理論(超ひも理論)という最先端の素粒子論に関するけっこう分厚い本であるにもかかわらず、ベストセラーになったそうだ。グリーン自身が積極的にマスメディアに登場するなど、一般向けの啓蒙活動をしているということもあるだろう。宇宙の膨張が発見されたことにより、宇宙創成の瞬間は宇宙がごくごく小さかったということがわかり、非常に大きな世界の物理学と非常に小さな世界の物理学が直結することになった。したがって、超弦理論のような素粒子論は、宇宙論とは切っても切れない関係になったのだ。グリーンは同名のテレビドキュメンタリーにも出演していて、YouTubeにもアップされている。
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