不思議宇宙のトムキンス
20世紀前半、天文学者の間では定常宇宙論vs膨張宇宙論の論争が繰り広げられていた。この論争に終止符を打つ決定打となったのは、エドウィン・ハッブルによる膨張宇宙の発見だった。ロシア生まれのアメリカの物理学者ジョージ・ガモフは、宇宙のはじめは火の玉のような超高温・超高密度状態にあって、これが膨張して現在の宇宙になったという、ビッグバン理論に貢献した天文学者だ。ガモフは一般向けの本もたくさん書いていて、「不思議の国のトムキンス」では、光の速さが時速20㎞ならどうなるかなどという想像のもとに、相対性理論がわかりやすく解説されている。本書「不思議宇宙のトムキンス」は、1940年の初版から60年を経た新版だ。
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