まがたま星雲
ぎょしゃ座は冬の天の川のまっただ中にあり、オリオン座を筆頭とする他の冬の星座にも引けを取らないほど星雲星団が多い。この写真に写っている2つの散光星雲は、IC405とIC410という番号がついていて、IC405はその形から「まがたま星雲」と呼ばれている。全体としては赤い星雲だが、まがたま星雲を輝かせている明るい星のすぐそばは青く輝いていて、この写真でもそれがわかる。この中心星は、もともとはオリオン座の星々と同じところで誕生した可能性があるそうだ。なお、この日は雪の上に三脚を置いたせいか、またはモータードライブのギアの噛み合わせが悪かったせいか、赤道儀の追尾精度が悪く、拡大するとわかるが、星が点像ではなくまがたまのようになってしまった。
2014年1月2日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG、露出301秒
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