Lady in Satin
「レディ・デイ」ビリー・ホリデイの人生は、壮絶だったそうだ。当時の黒人ジャズミュージシャンはみな人種差別と戦わざるを得ない運命にあったが、ホリデイは、病気になった父が人種差別のせいで治療を拒否され、死亡するという経験をしたそうだ。ホリデイの代表曲「奇妙な果実」は、ホリデイの魂の叫びと言っていい。この曲は、とてもBGMとしては聴けない、重い重い曲だ。「Lady in Satin」は、麻薬やアルコール中毒で身も心もボロボロになった晩年の作品だ。このアルバムを録音した翌年、ホリデイは44年間の生涯の幕を閉じる。
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