おおいぬ座の散開星団
冬の大三角の一角であり、全天一明るい恒星(太陽を除く)でもあるシリウスのすぐそばに、散開星団M41がある。双眼鏡ならシリウスと同じ視野に入るので、すぐに見つけられるだろう。散開星団ではほぼ同時にたくさんの恒星ができるので、年齢はほぼ同じである。しかし、恒星の寿命は質量による(質量が大きいほど寿命は短い)ので、時間が経つと散開星団の中には赤色巨星が増えてくる。M41の中にもちらほら赤色巨星がある。これに対し、誕生してからあまり時間が経ってないプレアデス星団には青白い星が多い。さらに時間が経つと、散開星団はだんだんばらけ、ついには散り散りになってしまう。
2014年1月5日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG、露出181秒
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