マトリックス レボリューションズ
「マトリックス」シリーズ完結編では、滅亡の危機を迎えたザイオンとマシンとの壮絶な戦い、エージェント・スミスとネオとの最後の戦いが描かれる。エージェントというのはマトリックスを守る監視プログラムだが、スミスはネオとの戦いの中で、ネオの能力の一部を獲得し、マシンにさえも制御不能な存在となっていく。これはアーキテクトにとっては誤算だったろう。マトリックスはネオとスミスという2つの深刻なアノマリー(異常)を抱えたのだ。ネオは苦労の末マシン・シティにたどり着くが、そこでマシンはネオに対し、ザイオンの滅亡を免除する代わりに、スミスの排除を求める。ネオはスミスと戦い、倒されるが、スミスは勝ち誇ってネオを同化することによってマシンからアクセス可能なプログラムとなり、マシンによって消去される。ここにザイオン対マシンの戦いは終わり、マトリックスにつながれた人間は(本人が望めば)解放されることになる。というわけで、最後までややこしいストーリーだが、非常におもしろい映画だ。コンピューターが知能を持ち、人類の脅威となるという話は「ターミネーター」などでもおなじみだが、現実には、現在の人工知能(AI)はゴキブリ以下の知能しか持っていない。なので当分そういうことは起きそうもないので、ご安心を。
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