秋の星雲星団銀河③ さんかく座の渦巻銀河
さんかく座の渦巻銀河M33は、局部銀河群の中ではアンドロメダ銀河M31と銀河系に次いで大きい銀河だ。明るさは約6等級なので、肉眼で見えるギリギリの明るさだ。M31は知らない人でもわかると思うが、M33はちょっとわからないかもしれない。もちろん、空の暗い田舎での話だが。M33は銀河系からだと真上(真下?)から見ているので、渦巻の様子がよくわかる。ただし、望遠鏡では写真ほどはっきりとは見えない。大口径望遠鏡で撮影すると、ところどころに赤い散光星雲が写るが、その一つにはNGC604という番号が振られている。NGC604は地球から見える最大の散光星雲であるオリオン座大星雲M42の40倍以上もある、超大型の散光星雲だ。
2012年9月14日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ45EDⅡ+レデューサー0.85×DG、露出300秒
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