007「ゴールデンアイ」
007シリーズ第17作「ゴールデンアイ」からはボンド役としてピアース・ブロスナンが登場する。前作「消されたライセンス」公開後、冷戦が終結しソ連も消滅したため、ボンドの敵はもっぱらテロリストたちになる。MI6のトップ、Mは女性となり、ジュディ・デンチが務めることになった。デンチは昨年公開の第23作「スカイフォール」で殉職するまで、ブロスナンとダニエル・クレイグの2代のボンドを厳しく指導する。ブロスナン=ボンド初登場ということもあってか、サンクトペテルブルク市内(実際はセットだそうだが)を戦車で走り回るなど、アクションシーンはなかなか派手だ。元006で現在は犯罪組織ヤヌスのトップ、アレック・トレヴェルヤンと最後に戦う場所は、映画「コンタクト」にも登場するプエルトリコのアレシボ天文台だ。新時代のボンド映画ということで、ボンドのスーツもロンドンのサヴィル・ロウからイタリアのブリオーニに替わった。ボンド・カーは、プライベート用としてアストンマーチンDB5が登場するが、任務用としてはBMWのZ3ロードスターが使われている。ブロスナン=ボンドは、とにかく涼しい顔をしながら無茶するなぁという感じだ。
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