007「美しき獲物たち」
007シリーズ第14作「美しき獲物たち」は、ロジャー・ムーアがボンドを演じた最後の作品だ。ムーアは当時57歳になっていて、さすがにアクションシーンはもう限界という感じだった。マネーペニーを演じるロイス・マックスウェルもムーアと一緒に降板した。原題「A VIEW TO A KILL」でいうところの「VIEW」は、飛行船から見たサンフランシスコの風景のことを指している。サンフランシスコの地下で核爆発を起こし、シリコンバレーを水没させてマイクロチップ市場を独占しようと企む実業家マックス・ゾリンを演じたのは、「バットマン リターンズ」にも出演したクリストファー・ウォーケンだ。ウォーケンはエキセントリックな役を演じさせたらピカ一という感じだ。エッフェル塔からパラシュートで飛び降りたり、サンフランシスコの坂道を消防車が疾走したり、ゴールデンゲートブリッジの柱の上で格闘したり、アクションシーンはなかなかすごい。ほとんどがスタントマンだったそうだが。サンフランシスコという街は、「ダーティーハリー」の舞台でもあるが、映画向きだなぁと思う。デュラン・デュランの主題歌もクールだ。
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