007「オクトパシー」
007シリーズ第13作「オクトパシー」では、謎の女性サーカス団を率いる女首領オクトパシーがボンドに味方する。オクトパシーの父親はイギリス情報部員だったが、祖国を裏切り行方をくらましていた。それをボンドが捕らえたのだが、24時間の猶予を与えたため、オクトパシーの父は生き恥をさらさずに自決することができたというのだ。オクトパシーはインドの謎の富豪カマル・カーンと宝石の密輸をしていたのだが、カーンと旧ソ連のオルロフ将軍はこれを利用し、米軍基地で核兵器を爆発させようと企んでいた。ロジャー・ムーア時代のボンド映画は、冒頭でボンドが一仕事するのだが、このアクションシーンがなかなかすごい。本作では、ボンドが中南米の某国の将軍に変装して基地に侵入するのだが、バレて捕まってしまう。しかし、うまく切り抜け、トラックに隠してあったアクロスターという超小型ジェット機に乗り、敵のミサイルを航空機の格納庫に自爆させて目的を達する。ガス欠になったアクロスターを道路に着陸させ、ガソリンスタンドで「満タンね」というボンドが実にしゃれている。最後のシーンでは、小型ジェット機の屋根に張り付いたボンドとカーンの手下が空中で格闘する。いつもながら撮影は大変だったろう。
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