007「007は二度死ぬ」
007シリーズ第5作「007は二度死ぬ」は日本が舞台だ。東西冷戦時代、米ソは競って人工衛星を打ち上げるが、スペクターの宇宙船に捕獲されてしまう。米ソはお互いに相手の犯行だと決めつけ、あわや第3次世界大戦開戦という危機を迎えるが、ボンドの活躍により真犯人がスペクターであることが明らかになり、スペクターの秘密基地も破壊される。その秘密基地があるのが日本だ。当時日本各地で大々的にロケを行い、東京や姫路城、九州の新燃岳(しんもえだけ)などの風景がたくさん出てくる。ボンドガールは若林映子と浜美枝、日本の秘密警察のトップ、タイガー田中は丹波哲郎だ。スペクターNo.1エルンスト・スタヴロ・ブロフェルドの顔も初めて明らかになる。演じるのは「大脱走」などにも出演したドナルド・プレザンスだ。日本人が見ると???というような変なシーンも多いが、笑い飛ばしながら見るのもおもしろい。ボンドは日本人に化け、スペクターの秘密基地の近くにある漁村の海女と偽装結婚するが、誰が見ても日本人に見えないのはご愛嬌だ。ショーン・コネリーは本作でいったんボンド役を降板する。
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