007「女王陛下の007」
007シリーズ第6作「女王陛下の007」は、ショーン・コネリーに替わってオーストラリア出身のジョージ・レーゼンビーがボンドを演じた唯一の作品だ。「007は二度死ぬ」がやや荒唐無稽なストーリーとなったため、「女王陛下の007」はシリアスなストーリー展開となっている。ボンドは取り逃がしたスペクターNo.1ブロフェルドを追うが、そのうちトレーシーという美しい女性と知り合いになる。トレーシーは犯罪組織ユニオン・コルスのボス、ドラコの一人娘だった。最初はドラコからブロフェルドの情報を得るためにトレーシーに近づくが、そのうち本気になってしまい、MI6をやめてもいいから結婚しようと言うボンドだった。ボンドは殺人ウィルスを世界中にばらまくというスペクターの計画を知り、これを粉砕してめでたくトレーシーと結婚するが、新婚旅行に出かけた直後にブロフェルドの襲撃を受ける。ブロフェルドのクルマが去った後にボンドが見たのは、額に銃弾を受けて絶命したトレーシーの姿だった。劇中流れるルイ・アームストロングの「We Have All the Time in the World」は、非常に印象深い。ブロフェルドを演じるのは「刑事コジャック」のテリー・サヴァラスだ。
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