007「サンダーボール作戦」
007シリーズ第4作「サンダーボール作戦」では、再びスペクターが敵となる。スペクターは、原爆2基を搭載したNATO空軍のヴァルカン爆撃機を乗っ取り、国際社会を脅迫するという壮大な計画を実行する。冒頭でスペクターの幹部会があって、No.1のブロフェルドが裏切り者の幹部を粛正する。原爆強奪計画を立案したNo.2のエミリオ・ラルゴは、No.2だけあって大物だ。粛正される幹部を見ても平然としている。一方、MI6側も事の重大性に鑑みて00要員を集め、作戦会議を開く。名付けて「サンダーボール作戦」だ。本作では水中シーンが多く、撮影は大変だったろうなと思う。ボンドガールはドミノ(クローディーヌ・オージェ)だが、スペクターNo.12の女殺し屋フォオナ(ルチアナ・パルッツィ)の方がインパクト大だ。「サンダーボール作戦」の原作は映画化権をめぐってトラブルになり、本家イーオン・プロダクションの007シリーズとは別に、1983年にショーン・コネリー主演でリメイクされたのが「ネバーセイ・ネバーアゲイン」だ。これもなかなかいい出来だ。音楽はミシェル・ルグランが担当している。
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