007「ダイ・アナザー・デイ」
007シリーズ第20作「ダイ・アナザー・デイ」は、ピアース・ブロスナンがボンドを演じた最後の作品だ。北朝鮮が舞台となり、しかも北朝鮮の将軍の息子が悪者とあって、北朝鮮政府が抗議する事態となったそうだ。本作でボンドは、北朝鮮に潜入するも正体がばれ、14ヶ月もの間拷問を受ける。捕虜交換によって解放されたボンドを待ち受けていたのは、MI6の冷たい視線だ。ボンドが拷問によって機密情報をゲロしたと見ていたのだ。身内によって軟禁されそうになったボンドは、仮死状態になったと見せかけて脱走する。香港に上陸したボンドは14ヶ月ぶりに髪を切り、ヒゲを剃るが、とても拷問を受け続けていたとは思えないほど元気だったりする。久しぶりのボランジェもおいしかったろう。それにしても、北朝鮮人が遺伝子組み換え手術でイギリス人に変身するとは、大胆な設定だ。「007は二度死ぬ」でボンドが日本人に化けたのとは隔世の感がある。ボンドに協力するCIAの女スパイはハル・ベリーが、MI6の女スパイのはずが敵に寝返った裏切り者はロザムンド・パイクが演じた。パイクはMr.ビーンことローワン・アトキンソン主演の007パロディ映画「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」にも出演している。
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