国際宇宙ステーション(ISS)
星の写真を撮影していると、人工衛星がときどき写る。これまでに打ち上げられた人工衛星は6700機にものぼり、今でも3300機が地球の回りを回っているそうだ。衛星本体だけでなく、切り離された部品や破片(スペースデブリ)も加えると、10㎝以上のものが15000個くらいあると推定されている。その中で最も明るいのは国際宇宙ステーション(ISS)で、こと座のベガと同じ0等級だ。この写真は、撮影準備中にISSに気づき、あわててカメラを向けたものだ。ISSがいつどこに見えるかはいろいろなところで予報を出しているので、一度探してみるといい。このほか、衛星携帯電話用のイリジウム衛星という人工衛星もある。通常は暗いのだが、たまにアンテナが太陽光を反射して地球のごく狭い範囲を照らすことがあり、これは衛星フレアと呼ばれる。ぼくも一度見たことがあるが、ものすごく明るかった。マイナス8等級くらいだったようだ。これも予報を出しているHPがある。
2011年5月5日撮影 キャノンEOS Kiss Digital X+キャノンEF24mm、露出60秒
« Adagio PAUL MAURIAT Best25 | トップページ | Dancing Queen »
「天体写真、天文学、科学」カテゴリの記事
- 地球の遠日点(2022.07.01)
- ASIStudio(2022.06.30)
- 2022年7月の星空(2022.06.29)
コメント