ダーティーハリー
昔、少年ジャンプに「ドーベルマン刑事」という人気マンガがあったが、「ダーティーハリー」の影響を受けていたのは間違いない。.44マグナムという強力な拳銃を武器に、凶悪犯罪者たちをやっつける。「ダーティーハリー」の1作目がつくられたのは1971年で、いわゆるアメリカン・ニューシネマの時代だ。犯罪者の人権が過剰に保護されるという当時のアメリカ社会に対し、ハリーは強く異議を申し立て、自らのやり方で凶悪犯罪者を追い詰めていく。「ダーティハリー」シリーズは5作つくられ、基本的な設定は同じだが、時代が変わったからだろうか、後期の作品は単純明快な勧善懲悪ものになったような気がする。最も有名な決めゼリフ、「Go ahead.Make my day(やれよ。楽しませてくれ)」は、当時のレーガン大統領が演説で引用したそうだ。う〜ん、大統領が使うとちょっと物議を醸すだろうなぁ。ブルーレイ版になった後も、「ダーティーハリー」を「お不潔ハリー」と字幕にしているのはちょっと笑える。まあ1971年の映画だから。
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