What A Wonderful World
サッチモことルイ・アームストロングは、20世紀を代表するトランペッターにしてヴォーカリストだ。その歌い方はとても独特で、真似できるヴォーカリストはいないだろう。「What A Wonderful World」はサッチモの代表曲にして超有名曲だが、ジョージ・レーゼンビー主演の007映画「女王陛下の007」に使われた曲も名曲だ。「女王陛下の007」では、ボンドが犯罪組織ユニオン・コルスのボスであるドラコの一人娘トレーシーと恋に落ちるが、そのシーンでサッチモの「We Have All the Time in the World」が流れる。ボンドとトレーシーはスペクターの首領ブロフェルドの恐るべき計画を阻止し、みなに祝福されて結婚するが、その直後トレーシーはブロフェルドらに殺されてしまう。レーゼンビー=ボンドはこれ1作のみで終わってしまったが、ラストシーンが強く印象に残る作品だ。
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