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2013年9月

2013年9月30日 (月)

日高本線の駅⑫ 日高東別(ひだかとうべつ)駅

 日高東別駅は新ひだか町の旧静内町の東部にある。周辺は牧場や農地で、駅舎はなく、小さな待合所があるだけだ。このあたりは東別フルーツ村といってイチゴやメロンをつくっているが、静内産イチゴでつくった「いちごわいん」が町内の酒屋で売られている。甘口だから、お菓子づくりにもいいかもしれない。ちなみに、静内の酒にはこのほか優駿サラブレッド焼酎というのがある。原料は馬の好物でもあるえん麦だ。しかも、この優駿サラブレッド焼酎は、甲類ではなく、乙類(本格焼酎)だ。すごく飲みやすいので、グイグイいける。新ひだか町の特産品はここ。

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NIGHT LIGHTS

 知り合いのトランペッターに聞いたところによると、トランペットはまともに音を出すだけで何年もかかるという。サックス(サクソフォーン)は楽器じたいがよくできているので、初心者が始めるならサックスの方がいいそうだ。ジャズではアルト・サックスとテナー・サックスが主流だが、ジョン・コルトレーンはソプラノ・サックスも吹いている。このアルバムは、バリトン・サックスを吹くジェリー・マリガンの作品だ。タイトルどおりのイラストが描かれたジャケットも印象的だが、どの曲も静かな夜を過ごしたいときのBGMとしてぴったりだ。ジャズを聴き始めてから気がつくと300枚以上のCDを買い集めたが、「NIGHT LIGHTS」を聴く頻度は高い。お気に入りの1枚だ。

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2013年9月29日 (日)

撮影機材

 きれいな天体写真を撮影するには、①人工の光のない撮影地をみつける、②撮影機材をそろえる、③あとは丁寧さと根気があれば十分だ。一番いいのは人里から遠く離れた場所に個人天文台をつくって大型望遠鏡を設置してしまうことだが、そこまでできる人はそうそういないだろう。となると、持ち運び可能な機材でがんばるしかない。もちろん、クルマがあれば中型クラスでも持ち運びは可能だから、選択肢はけっこうある。ぼくは今でもポータブル赤道儀というか小型機を愛用しているが、持ち運びが楽な一方で、大変なこともある。最大の問題は、構図決めだ。ミニボーグで星雲星団銀河のクローズアップ写真を狙うときなど、空気イス状態で構図を決めなければならない。これはホントにつらい。普通のレンズなら、自由雲台で適当にやればいいのだが。というわけで、ボーグの微動雲台を導入してみた。若干重心が高くなるが、これをタカハシのスペースボーイに装着して撮影するつもりだ。この写真はナノ・トラッカーに装着したところだ。ナノ・トラッカーでこの組み合わせは重すぎてちょっとつらいが、露出時間が短いのであれば使えそうだ。。

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日高本線の駅⑪ 日高三石(ひだかみついし)駅

 日高三石駅は新ひだか町の旧三石町の中心部にある。「三石駅」でもよさそうなものだが、本州のどこかに「三石駅」という駅があるため、「日高三石駅」になったようだ。駅舎はふれあいサテライトみついしという新ひだか町の施設を兼ねている。三石は何と言っても昆布が有名で、ミツイシコンブというのは正式な学名にもなっている。三石駅の近くには三石羊羹の店があり、けっこう有名だ。それから、三石こんぶ焼酎というのもある。旭川の合同酒精で製造しているようだが、昆布の香りが香ばしい。

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2013年9月28日 (土)

日高本線の駅⑩ 蓬栄(ほうえい)駅

 蓬栄駅は蓬莱山(ほうらいさん)という岩山の近くにある。蓬莱山は地質学的に見てなかなか興味深いのだが、地元では毎年開催されるみついし蓬莱山まつりの会場としておなじみだ。まつり期間中は2つの岩山の間に長さ130mの巨大しめ縄がかけられる。蓬栄駅には駅舎はなく、小さな待合所があるだけだ。周辺は牧場や農地が広がっているが、三石では割と早い時期に軽種馬生産から酪農や野菜、花きへの経営転換が進んでいるようだ。このあたりで飼育された三石和牛はおいしい。

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Crazy and Mixed Up

 サラ・ヴォーンはビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、カーメン・マクレエと並び称される女性ジャズ・ヴォーカリストだ。ポップスも歌っていて、「A Lover’s Concerto」は有名だろう。ジャズ・ヴォーカルにはスキャットというのがあるが、サラはこれが得意だ。スキャットを編み出したのはルイ・アームストロングとされているが、レコーディングの最中に譜面を落とし、歌詞がわからなくなったので咄嗟に意味不明の言葉を叫んだのが事の始まりだという。サラのスキャットは、「Lullaby of Birdland」やこのアルバムの「枯葉」でも聴くことができる。

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2013年9月27日 (金)

アイソン彗星

 アイソン彗星が太陽に近づいている。今はまだ火星と木星の軌道の間にいるが、10月1日には火星に接近、その後火星軌道の内側に入る。まだ暗いが、アマチュア写真家でも撮影できる明るさにはなっており、アストロアーツHPへの投稿写真も増えてきた。彗星は汚れた雪だるまのようなもので、太陽に近づくにつれ氷が蒸発し、明るさを増していく。地球からは、夜明け前の東の空、火星とともにかに座あたりに見える。ただ、10月5日の新月までは月が残っているので、それ以降の方が撮影には適している。この写真は2005年1月に撮影したマックホルツ彗星だ。アイソン彗星はこれよりはるかに明るくなると期待されている。
2005年1月8日撮影 キャノンEOS Kiss Digital+EF24-85㎜、露出539秒

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日高本線の駅⑨ 本桐(ほんきり)駅

 本桐駅からは新ひだか町になる。新ひだか町は2006年に静内町と三石町が合併してできた。本桐駅は旧三石町にある。日高本線は単線なので、ところどころで列車交換(行き違い)があるが、本桐駅は交換駅となっている。駅舎はかなり古そうだ。本桐駅から海沿いに出ると鳧舞という集落に出るが、これは地元民以外はまず読めないだろう。「けりまい」と読む。道の駅みついしは鳧舞にある。本桐から歌笛という集落を越えてずっと奥に入っていくと、途中からダートになって、三石ダムに出る。割とこぢんまりとしたダムだ。日高山脈のペテガリ岳に登るには、ペテガリ山荘を利用するのが便利だが、静内ダムから山荘までの道路はもう何年も通行止めとなっている。それが三石ダムから山荘にクルマで行けるという話もあるようだ。とはいえ、「遙かなる山」と言われるペテガリ岳だけあって、お手軽に登れる山ではない。

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BOOK OF BALLADS

 カーメン・マクレエはビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーンと並び称される女性ジャズ・ヴォーカリストだ。このアルバムはタイトルどおりバラード集だが、カーメンのちょっとあっさりした歌い方がいい。カーメンには「The Great American Songbook」というライブアルバムがあり、これも名盤の誉れ高い。また、アメリカを代表するエンターテイナーであるサミー・デイヴィスJrと共演した「BOY meets GIRL」では、2人の軽妙なデュエットを聴くことができる。

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2013年9月26日 (木)

日高本線の駅⑧ 荻伏(おぎふし)駅

 浦河町荻伏町はかつて荻伏村といって独立した村だったが、1956年に浦河町に編入された。荻伏駅は割と乗降客数の多い駅で、最近まで簡易委託の駅員もいたようだ。駅舎は貨物車を改造した建物で、浦河高校美術部の生徒がイラストを書いたという。絵笛駅や荻伏駅のあたりは牧場の中を走るので、海沿いを走るのとはまた違った雰囲気がある。

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MACK THE KNIFE Ella in Berlin

 エラ・フィッツジェラルドはビリー・ホリデイ、カーメン・マクレエ、サラ・ヴォーンと並び称される女性ジャズ・ヴォーカリストだ。このアルバムは、1960年のベルリンでのライブ盤だ。代表曲「Mack the Knife」はベルトルト・ブレヒトの戯曲「三文オペラ」の楽曲で、ソニー・ロリンズの名盤「Saxophone Colossus」では「Moritat」という曲名で演奏されている。このコンサートでのエラは非常に乗っていて、「Mack the Knife」ではルイ・アームストロングの真似までしている。エラとサッチモはアルバム「ELLA AND LOUIS」や「PORGY & BESS」で共演していて、ジャズの巨人たちのデュエットを聴くことができる。

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2013年9月25日 (水)

ガイラシールド

 CB1100に装着していたメーターバイザーをシックデザインのガイラシールドに交換した。ネイキッドバイクは以前にもCB400SFなどに乗っていたが、年齢とともに首回りの筋力が落ちてきて、高速道路なんかでは風圧で疲れるようになった。ビキニカウルをつけると楽にはなるが、見た目がガラッと変わってしまうので、それもしたくない。というわけで、全面クリアスクリーンのガイラシールドにした。実際に高速道路を走ってみたが、ちょっと伏せれば首から下には走行風は当たらない感じだ。これまでよりは楽になるだろう。それにしても、だいぶ涼しくはなったが、相変わらずCB1100のエンジンが高熱を発するため、まだ気持ちよく乗れる時期ではない。

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日高本線の駅⑦ 絵笛(えふえ)駅

 絵笛駅は牧場の中にある。駅舎はなく、小さな待合所があるだけだ。日高本線は海岸線を走る区間が多いが、ところどころ内陸にも入っていく。海沿いは線路を敷設するのが難しかったり、内陸に集落があったりしたからだろう。日高地方は海沿いに国道235号と国道336号が通っているが、内陸には道道1025号静内浦河線が通っている。こちらは交通量が少なく、信号もほとんどないので、国道よりも快適だ。道道1025号を走ると、ときどき絵笛駅など内陸の駅の近くを通る。

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2013年9月24日 (火)

日高本線の駅⑥ 浦河(うらかわ)駅

 浦河駅は日高本線の駅の中でも静内駅と並ぶ大きな駅だ。このあたりは線路と国道が平行に走っており、駅舎から国道に出るための跨線橋がある。浦河町には日高振興局(旧日高支庁)があり、日高地方の行政の中心地だ。北海道では天気予報は振興局ごとに区分し、振興局の所在地を代表地点としているため、日高地方の天気というのは浦河の天気のことになる。まあしかし、日高地方というのは海岸線に沿って150㎞くらいはあるので、当然のことながら場所によって天気が違うということはよくある。日高地方は日本最大の馬産地で、浦河出身の競走馬としてはあのシンザンがいる。日高地方では「うまレター」というフリーマガジンがあちこちに置いてあり、本州の競馬ファンのおみやげにすると喜ばれるだろう。

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ダーティーハリー

 昔、少年ジャンプに「ドーベルマン刑事」という人気マンガがあったが、「ダーティーハリー」の影響を受けていたのは間違いない。.44マグナムという強力な拳銃を武器に、凶悪犯罪者たちをやっつける。「ダーティーハリー」の1作目がつくられたのは1971年で、いわゆるアメリカン・ニューシネマの時代だ。犯罪者の人権が過剰に保護されるという当時のアメリカ社会に対し、ハリーは強く異議を申し立て、自らのやり方で凶悪犯罪者を追い詰めていく。「ダーティハリー」シリーズは5作つくられ、基本的な設定は同じだが、時代が変わったからだろうか、後期の作品は単純明快な勧善懲悪ものになったような気がする。最も有名な決めゼリフ、「Go ahead.Make my day(やれよ。楽しませてくれ)」は、当時のレーガン大統領が演説で引用したそうだ。う〜ん、大統領が使うとちょっと物議を醸すだろうなぁ。ブルーレイ版になった後も、「ダーティーハリー」を「お不潔ハリー」と字幕にしているのはちょっと笑える。まあ1971年の映画だから。

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2013年9月23日 (月)

日高本線の駅⑤ 東町(ひがしちょう)駅

 東町駅は浦河町の市街地に入ったところにある。浦河の中心部はもうちょっと先だが、このあたりも赤十字病院や浦河高校があり、乗降客は多いようだ。駅舎というか待合所はミニ一軒家という感じで、割と新しそうな建物だ。もともとは何もなかったが、1977年に仮乗降場が開設され、JR発足後に駅に昇格したそうだ。仮乗降場ができる前に何度か通っているはずだが、小学生のときだから記憶にはない。

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カサブランカ

 1942年のアメリカ映画「カサブランカ」は、ラブロマンス映画ではあるが、極めて政治的な内容だ。ドイツ将兵は完全な悪役で、ドイツに敗れ親独ヴィシー政権下にあるフランス国民を鼓舞するため、リックの店「カフェ・アメリカン」の客にフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」を大合唱させる。イングリッド・バーグマン演じるイルザの美しさ、ハンフリー・ボガート演じるリックのトレンチコート姿のかっこよさ、ピアニストのサムが弾く「As Time Goes by」や数々の名セリフも印象的だ。幸いにして日本人は登場していないが、もし登場していたらと思うとゾッとする。

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2013年9月22日 (日)

日高本線の駅④ 日高幌別(ひだかほろべつ)駅

 日高幌別駅は国道236号と336号が分かれるところ、天馬街道の入口近くにある。無人駅だが、郵便局とレストランが一緒になった立派な駅舎がある。国道沿いなので、道の駅みたいな感じだ。隣の鵜苫(うとま)駅までは様似町だが、ここからは浦河町だ。天馬街道を入っていくと、うらかわ優駿ビレッジAERUがある。ここは広々として景色もよく、乗馬もできるし宿泊もできる。以前は「あえるの湯」という「温泉」が売りだったが、近くの川から地下水を引いていたことが発覚し、大問題となった。いいところなんだから、インチキする必要はなかったのに。

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大脱走

 1963年のアメリカ映画「大脱走」は、第2次世界大戦下のドイツで捕虜となった連合国軍の将兵たちが、収容所を集団脱走してドイツ軍を混乱させようというストーリーで、実話に基づくものだそうだ。一応米国将校ヒルツを演じるスティーブ・マックイーンが主人公だが、常に単独行動を取るため、出番はそんなに多くない。3時間近くに及ぶ長〜い映画だが、なかなかおもしろい。当然ドイツは敵国として扱われているが、ナチス親衛隊やゲシュタポが完全な悪役扱いであるのに対し、収容所のルーガー所長を誇り高き軍人として好意的に描くなど、ドイツ将兵=100%悪役でもない。イギリス将校で脱走に必要な書類を偽造するプライスは、いかにも人のよさそうな英国紳士風のドナルド・プレザンスが演じているが、この人こそ「007は二度死ぬ」で初めて顔を見せたスペクターの首領ブロフェルドだったりする。ちなみに、ヒルツが着用しているレザージャケットは、傑作と言われるアメリカ陸軍航空隊のA-2フライトジャケットだ。今でもいろいろなメーカーがレプリカを製作しているが、ビンテージものはベラボーに高い。

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2013年9月21日 (土)

日高本線の駅③ 鵜苫(うとま)駅

 西様似駅の次は鵜苫駅だ。貨車を駅舎としており、様似中学校の生徒がイラストを描いたというのは西様似駅と同様だ。こっちはタコのイラストが目をひく。近くに閉校となった旧鵜苫小学校の校舎が残っているが、様似町では売却先を探しているようだ。北海道内で一番太平洋に近いそうで、目の前は海だ。

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シャーロック・ホームズの冒険

 イギリスのグラナダTVのドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」は、全41話が制作され、今でもときどき再放送されている。ホームズが登場する映画・ドラマは何十どころか何百もあるそうで、古くはピーター・カッシング(スター・ウォーズのグランド・モフ・ターキン)が、最近ではロバート・ダウニーJrやベネディクト・カンバーバッチもホームズを演じている。しかし、やはり決定版はこのグラナダTV版だろう。ホームズを演じるのはジェレミー・ブレットで、1995年に61歳で亡くなったため、「最後の挨拶」まで制作されることはなく、未完に終わってしまった。実に残念としか言いようがない。ちなみに、マイクロフト・ホームズを演じるのはチャールズ・グレイ、007「ダイヤモンドは永遠に」でスペクターの首領ブロフェルドを演じた俳優だ。ホームズによるとマイクロフトは「政府そのもの」であり、どうやら今のMI6の前身の秘密情報部にいたらしい。

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2013年9月20日 (金)

日高本線の駅② 西様似(にしさまに)駅

 日高本線の終着駅である様似駅の一つ手前が西様似駅だ。かつて貨物車両などに連結されていた車掌車を駅舎としている。駅舎のイラストは様似中学校の生徒が描いたそうだ。様似町周辺はアポイ岳ジオパークとして整備されており、西様似駅の近くには親子岩がある。

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THE POPULAR

 ジャズは19世紀末頃、アメリカのニューオーリンズで誕生したと言われているが、20世紀前半はスウィング・ジャズと呼ばれるビッグバンド・ジャズが隆盛を極めた。そのスウィング・ジャズの大御所とも言うべき存在がデューク・エリントンだ。代表曲「A列車で行こう」は、普段ジャズを聴かない人でも知ってるくらい有名だろう。この「A列車」というのはニューヨークの地下鉄のことだそうだ。「THE POPULAR」は1966年のアルバムで、エリントン晩年の作品だ。スウィング・ジャズが流行した後、1940年代にはビバップと呼ばれる新たなジャズが誕生し、モダン・ジャズの時代へと移っていく。

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2013年9月19日 (木)

中秋の名月

 中秋の名月は旧暦(天保暦)8月15日の月のことをいう。旧暦では1〜3月が春、4〜6月が夏、7〜9月が秋、10〜12月が冬で、8月は秋のど真ん中だ。明治になって太陽暦であるグレゴリオ暦が導入され、旧暦は使われなくなったが、七夕も本当は旧暦7月7日のことだ。暦というのは古来から非常に重要で、天文学もそもそもは暦をつくるために始まった。国立天文台が毎年発行する理科年表も、その年の暦から始まっている。月の軌道は楕円だがちょっと複雑な動きをするため、新月から満月までの時間は一定ではなく、中秋の名月は必ずしも満月になるとは限らないが、今年は本当の満月だ。正確には9月19日20時13分に満月となる。天体写真を始めると、最初は月面撮影から入るのが一般的だ。ぼくも中学生のとき、最初に撮影したのは月だった。しかし、満月というのは実は邪魔者だ。あまりに明るく夜空を照らすので星は見えないし、満月はのっぺりしすぎてクレーターなんかもよくわからない。満月なんかなければいいのに、と思っている天文ファンは実は多いのではなかろうか。月面ファンには申し訳ないが。
2013年9月19日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ45EDⅡ、露出1/2000秒

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日高本線の駅① 様似(さまに)駅

 日高本線の終着駅である様似駅は、様似町の中心部にある。かつては襟裳岬経由で十勝の広尾駅まで延伸し、広尾線と接続する計画もあったという。しかし、黄金道路を走ってみればわかるが、非常な難工事が予想され、採算も合わないことが明らかなので、計画は実現することはなかった。その上、広尾線も国鉄民営化前に廃止されてしまった。というわけで、様似ー広尾間は国鉄バスが走っていた(現在はJRバス)。日高本線の駅は苫小牧駅を除いて28あるが、ほとんどは無人駅で、駅員がいるのは静内、浦河、様似くらいだ。様似駅は終着駅なので、線路がホントに行き止まりになっている。昔は転車台があったというが、これは小さいときに見たような記憶がある。終着駅というのは、鉄ちゃん(鉄道ファン)にとってはロマンあふれる駅なんだろうな。近くには珍しい高山植物で有名なアポイ岳がある。アポイ岳はマントル上部を構成するかんらん岩でできており、様似町役場にはかんらん岩が展示されている。

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What A Wonderful World

 サッチモことルイ・アームストロングは、20世紀を代表するトランペッターにしてヴォーカリストだ。その歌い方はとても独特で、真似できるヴォーカリストはいないだろう。「What A Wonderful World」はサッチモの代表曲にして超有名曲だが、ジョージ・レーゼンビー主演の007映画「女王陛下の007」に使われた曲も名曲だ。「女王陛下の007」では、ボンドが犯罪組織ユニオン・コルスのボスであるドラコの一人娘トレーシーと恋に落ちるが、そのシーンでサッチモの「We Have All the Time in the World」が流れる。ボンドとトレーシーはスペクターの首領ブロフェルドの恐るべき計画を阻止し、みなに祝福されて結婚するが、その直後トレーシーはブロフェルドらに殺されてしまう。レーゼンビー=ボンドはこれ1作のみで終わってしまったが、ラストシーンが強く印象に残る作品だ。

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2013年9月18日 (水)

大鹿村中央構造線

 日本列島の原型はアジア大陸の端で、そこにはるか南方の海嶺でつくられた海洋地殻が衝突・付加して形成されたと考えられている。その後日本列島が大陸から分離し、日本海が形成されたが、氷河期には海水面が低下して大陸と陸続きになったりして、最終的に今の形になったのは氷河期が終わった1万年くらい前だと言われている。日本列島の形を見ると、本州の中央部が折れ曲がっているように見える。これは日本列島を大陸から分離した地殻変動が、東北部分と西南部分でちょっと方向が違ったからだ。この本州が折れ曲がったところがフォッサマグナだ。フォッサマグナの西縁には、糸魚川-静岡構造線という大断層線がある。一方、諏訪湖-紀伊半島-四国-九州を通るのが中央構造線だ。長野県大鹿村は中央構造線の真上にあり、ところどころで露頭を観察できるほか、中央構造線博物館もある。天文ファンに人気のしらびそ高原や、日本で初めて確認された御池山(おいけやま)クレーターも近くにあり、宇宙や地球が身近に感じられるところだ。

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Dancing Queen

 ABBAの「Dancing Queen」は、中学生のときに毎日聴いていた。当時放送部というのがあって、昼休みになると校内放送がかかるのだが、テーマ曲がこの曲だったのだ。1976年発表だが、今のように瞬時に世界中に広まるわけでなく、日本にはちょっと遅れてきただろう(北海道の田舎はさらに遅れる)から、校内放送でかかっていたのはもうちょっと後のはず。今から思えば、なかなかセンスのある選曲だった。

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2013年9月17日 (火)

国際宇宙ステーション(ISS)

 星の写真を撮影していると、人工衛星がときどき写る。これまでに打ち上げられた人工衛星は6700機にものぼり、今でも3300機が地球の回りを回っているそうだ。衛星本体だけでなく、切り離された部品や破片(スペースデブリ)も加えると、10㎝以上のものが15000個くらいあると推定されている。その中で最も明るいのは国際宇宙ステーション(ISS)で、こと座のベガと同じ0等級だ。この写真は、撮影準備中にISSに気づき、あわててカメラを向けたものだ。ISSがいつどこに見えるかはいろいろなところで予報を出しているので、一度探してみるといい。このほか、衛星携帯電話用のイリジウム衛星という人工衛星もある。通常は暗いのだが、たまにアンテナが太陽光を反射して地球のごく狭い範囲を照らすことがあり、これは衛星フレアと呼ばれる。ぼくも一度見たことがあるが、ものすごく明るかった。マイナス8等級くらいだったようだ。これも予報を出しているHPがある。
2011年5月5日撮影 キャノンEOS Kiss Digital X+キャノンEF24mm、露出60秒

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Adagio PAUL MAURIAT Best25

 ポール・モーリアの音楽は実は大好きである。特に、「涙のトッカータ」は本当に涙ものだ。ショパンのノクターン(夜想曲第2番)にも匹敵する美しさだと思う。「オリーブの首飾り」も有名だが、こちらはなぜか手品のBGMとして使われることが多い。確かにテンポがちょうどいいのかもしれない。生前は毎年のように来日し、公演回数は870回にも達したそうだ。ちなみに、函館の老舗デパート棒二森屋(ぼうにもりや)は、ポール・モーリアとは特に関係はない。

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2013年9月16日 (月)

堂平天文台

 埼玉県ときがわ町の堂平天文台は、標高876mの堂平山山頂にある。もともとは東京天文台(現国立天文台)の観測所だったが、2000年に役割を終えて閉鎖され、2005年にときがわ町の「星と緑の創造センター」としてリニューアルした。日本光学工業(現ニコン)製の91㎝反射式望遠鏡は今も健在だ。すぐそばにログハウスやモンゴル式テント、バンガローがあるが、何といってもおもしろいのが天文台の観測ドームに宿泊できることだ。関越道の東松山ICから1時間くらいで行ける。肝心の夜空だが、9時の方向(西)から時計回りに6時の方向(南)までは街の明かりが絶えることなく、写真撮影にはつらい。ただ、首都圏はどこに行っても同じようなものだから、しょうがない。

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THE VERY BEST OF THE EAGLES

 イーグルスの代表曲「Hotel California」は1976年発表だ。当時レコードを持っていたわけでもないのに、ラジオかなんかで聴いて強く印象に残っていたようで、20年くらい経って偶然聴いたときに思い出し、CDを買いに行った。昔は歌詞の内容は知らなかったが、調べてみると、いろいろな解釈があるらしい。また、「Desperado」はカーペンターズもカヴァーしており、これもいい。とにかく、1970年代を感じられるアルバムだ。

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2013年9月15日 (日)

オオハクチョウ

 新ひだか町の静内川にはオオハクチョウが越冬に来る。多い年だと300羽くらいいるようだ。ハクチョウがいるところは公園として整備されており、間近で見ることができる。とにかくにぎやかに鳴いている。静内川でハクチョウが越冬するようになったのは、静内川が真冬でも完全に結氷しなくなったからだそうだ。昔は下流の方まで結氷し、スケートをした記憶があるが、やはり地球温暖化が進展しているのだろうか。新ひだか町にはハクチョウのほかにも多くの野鳥がいて、約220種が確認されているそうだ。ぼく自身は、野鳥に興味を持ったことがないので、ぜんぜんわからないのが残念だ。

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SOMETHIN’ ELSE

 タイトルとミュージシャン名だけが記されたシンプルなジャケットだが、ジャズ史上に残る超有名盤だ。キャノンボール・アダレイの名前が大きく書かれているが、実際はマイルス・デイヴィスがリーダーで、契約の都合上アダレイ名義にしたそうだ。ドラマーのアート・ブレイキーも参加している。冒頭の「枯葉」では、夜の闇を切り裂くようなマイルスのトランペットが印象的だ。アダレイはその後ソウル・ジャズやファンキー・ジャズの大御所となっていく。

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2013年9月14日 (土)

北緯45度モニュメント

 サロベツ原野を稚内に向かう途中、道道106号線沿いの幌延町に北緯45度モニュメントがある。赤道(北緯0度)から北極点(北緯90度)までの中間ということになる。このあたりから北極星を見ると、45度の高さに見える。東京は北緯35度だから、10度も違う。北海道では南天の星は低い高度になるので、さそり座などは地を這うようにしか見えない。このモニュメントの近くに、28基の風車が並ぶ風力発電所がある。このあたりは風が強いのだ。つい先日、ここから留萌に南下する途中の苫前町の風力発電所で、巨大な風車の羽根(12トン)が落下するという事故があった。幸いけが人はいなかったが、一歩間違えると大惨事だ。原因究明が急がれる。

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CHET BAKER SINGS

 チェット・ベイカーはトランペッターだが、独特の声質を活かしてヴォーカルもやっている。58年の人生は完全な破滅型で、麻薬に溺れ、アムステルダムのホテルの2階!から転落死するという最期を遂げた。このアルバムの「My Funny Valentine」はベイカーの代表曲で、一度聞くと忘れられない独特の歌い方だ。ベイカーとビル・エヴァンスも参加した「CHET」というアルバムは、ヴォーカルはないが、これもいい。何と言ってもジャケット写真がバッチリ決まっている。

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2013年9月13日 (金)

アイソン彗星

 天文ガイド10月号で、「アイソン彗星観測地ガイドin北海道」という記事が掲載されていた。アイソン彗星は11月29日に太陽に最接近し、12月に入ると夜明け前の東の空に現れる。その後天の北極に近づいてゆき、12月21日以降は日没後の西の空でも見られるようになる。地球最接近は12月27日、12月29日以降は一晩中見られるようになる。最も明るくなるのは太陽最接近前後だが、太陽に近すぎて見づらいので、太陽最接近後の方が見やすいだろう。12月3日が新月なので、中旬までは月の明るさに邪魔されることがなく、結局最も見やすいのは太陽からある程度離れた12月中旬ではないだろうか。このときアイソン彗星は東の方向にいて、その方向に市街地がない地域が観測に適しているということで、日高地方や道東、オホーツクがいいと紹介されていた。ぼくの観測地も東の方向は人工的な光がまったくないので、非常に好都合だ。木がなければもっといいのだが。

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十勝スピードウェイ

 十勝の更別村に十勝スピードウェイというサーキットがある。もともとは十勝インターナショナルスピードウェイという国際公認サーキットだったが、運営会社が倒産、別の運営会社が営業を引き継いで今の名称になったそうだ。当初は十勝24時間レースなんてのもやっていた。最近、サーキット内に大規模太陽光発電所を建設する「十勝メガソーラースピードウェイ計画」が発表された。すぐそばにはさらべつカントリーパークがあり、ここはオートキャンプ場やコテージ、トレーラーハウスなどの施設が充実している。更別にはつぶつぶでんぷんという特産品があるが、どんぐりの村ポテトチップスもおいしい。

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2013年9月12日 (木)

キタキツネ

 北海道にはヒグマやエゾシカ、キタキツネなどの野生動物がいる。幸いなことにヒグマにばったり会ったことはないが、エゾシカやキタキツネはほぼ毎回どこかで見かける。動物好きな人にはどっちもかわいいと思えるのかもしれないが、地元ではちょっと厄介者だ。エゾシカは増えすぎて食害がひどい。走っているクルマに飛び出してくるので、交通事故も多い。つい先日も本州のチャリダーが路上に飛び出したシカとぶつかって重傷を負うという事故があった。シカは本当に危ない。キツネの問題は、エキノコックスという寄生虫だ。この寄生虫が人間に移ってエキノコックス症を発病すると、最悪の場合死ぬこともある。キタキツネには絶対にさわらない方がいい。お互いの幸せのため、野生動物とは関わらないのが一番だ。

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北海道フェアin代々木

 毎年恒例の北海道フェアin代々木が、今年は10/4〜6日の日程で開催されるようだ。ぼくも毎年買い出しに行くが、全道各地の店が出店し、特産品が並ぶ。最近は東京でもたいていの道内産品が買えるが、厚岸名物の氏家かきめしなんかはさすがに売ってない。しかし、これが北海道フェアでは買えるのだ。というわけで、毎年かきめしを食べに行っている。もちろんその他の食材も。

2013年9月11日 (水)

ハマナス

 ハマナスは品種としてはバラの一種だそうだ。北海道ではポピュラーな花で、海岸に咲いている。森繁久弥の「知床旅情」でも歌われているほか、マルセイバターサンドで有名な六花亭もハマナスのイラストを包装紙に使っている。その六花亭が中札内村にオープンしたのが六花の森だ。10万㎡の広大な敷地に森や美術館がある。この六花の森から富良野・旭川方面にかけて、7つのガーデンが点在しており、北海道ガーデン街道と呼ばれている。全部回ると走行距離は200㎞を超えるので、1日で回るのはきついだろう。1泊2日で回るとちょうどいい。ただ、周辺にはこれ以外にもいいところがたくさんあるので、寄り道だらけになるかも。

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特攻野郎AチームTHE MOVIE

 アメリカのテレビドラマはおもしろい。中でも、「宇宙大作戦」、「スパイ大作戦」、「俺がハマーだ!」、「ナイトライダー」、「特攻野郎Aチーム」などが好きだった。その「特攻野郎Aチーム」を映画化したのが、リーアム・ニーソン主演のこの映画だ。TV版では、ジョン・スミス大佐(ハンニバル)を演じていたのはあの「ティファニーで朝食を」にも出演したジョージ・ペパードで、羽佐間道夫の吹き替えがこれまたいい味を出していた。映画版の配役を見て、ニーソンがスミス大佐を演じると知ったとき、あのジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンが、ちょっとトボケた老スミス大佐に似合うのかと思ったが、ジェダイ・マスターらしく?パワーアップしたスミス大佐になっていた。ラストではTV版に出演していた俳優が顔見せしたり、TV版の音楽が流れたりで、お〜、なつかし〜という感じだった。「映画は奇をもってよしとすべし」だ。

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2013年9月10日 (火)

真歌山

 新ひだか町の真歌山は、アイヌの英雄シャクシャインが本拠地としていたところで、現在は立派な像が建っている。17世紀の中頃、アイヌ民族は部族間で対立を繰り返していたが、シャクシャインは松前藩と戦うため、他の部族に一斉蜂起を呼びかけた。シャクシャインは長万部あたりまで攻め寄ったものの、和睦と見せかけた松前藩の謀略により殺されてしまう。ここにはアイヌ民俗資料館もあり、アイヌ民族の生活用具などがたくさん展示されている。

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スター・トレック

 J.J.エイブラムスによる新たな「スター・トレック」シリーズは、オリジナルシリーズと主要キャラクターが同じだが、パラレルワールドの物語という設定だ。第2作「スター・トレック イントゥ ダークネス」は「スター・トレックⅡ『カーンの逆襲』」(1982年)のリメイク的作品というかオマージュ的作品で、なかなかおもしろかった。とにかく映像技術の進歩はすごい。リカルド・モンタルバン演じるカーンは王としての威厳があったが、ベネディクト・カンバーバッチ演じるカーンは頭脳、身体能力ともにまさに優性人類という感じだ。クリンゴン人も顔見せ的だが初登場したので、続編ではスーパーヴィラン(悪役)として登場するのではないだろうか。それにしても、レナード・ニモイはまだまだ健在で、何よりだ。ウィリアム・シャトナーは元気かな。

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2013年9月 9日 (月)

二十間道路

 昨日、新ひだか町で二十間道路ハーフマラソン大会があった。デントコーン畑の向こうに秋の白い雲が浮かんでいた。そういえば、「ヒダカジ」という雑誌を見つけた。創刊号だった。今後も定期的に刊行してくれるとうれしい。

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乱暴者(あばれもの)

 マーロン・ブランド主演の1953年のアメリカ映画(原題は「THE WILD ONE」)。白黒映画だ。内容は、まあ何というか、う〜んという感じだが、バイク乗りとして見逃せないのは、ライダースジャケットをはじめとするファッションだ。ブランド演じる主人公ジョニーが着ているのはダブルのレザージャケットで、「ワンスター」というモデルだ。今でもショットというメーカーがこのワンスターを売ってるが、ブランドが映画で着ていたのはデュラベルというメーカーらしい。どちらにしてもこれぞライダースという感じで、実にカッコいい。「イージー・ライダー」でピーター・フォンダ演じるキャプテン・アメリカが来ているシングルのレザージャケット(背中に星条旗)と並び、ライダースジャケットの双璧だろう。また、ブランドがワンスターに合わせてはいていたのがリーバイス501だ。「乱暴者」の2年後にはジェームズ・ディーンがリー101をはいて「理由なき反抗」に出演、若者がこぞってジーンズをはくようになったそうだ。レーサーレプリカブームでレーシングスーツが流行したこともあるが、バイク乗りの王道ファッションは今もレザージャケットにジーンズだ。



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2013年9月 8日 (日)

秋の星座

 夏の天の川が西に傾き始める頃、秋の星座が昇ってくる。秋の星座は地味なので、星座の形をたどるのは難しいが、ところどころに星雲星団銀河の大物がいたりする。
2013年9月5日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ15mm対角線魚眼レンズ、露出180秒

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美瑛

 美瑛町の市街地を抜けて美馬牛に向かう途中に赤い屋根の家がある。ここは写真家の故前田真三も撮影ポイントにしていたところだ。前後の畑はすでに刈り取りが終わっていた。すぐそばでペンションが建設中だったが、この構図には入ってこないので、一安心だ。

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2013年9月 7日 (土)

アンドロメダ銀河

 一昨夜は快晴となり、さあ撮るぞ〜と張り切っていたのだが、レンズをミニボーグに換え、星雲星団銀河の撮影を開始したところ、アンドロメダ銀河の撮影後に雲が出てきてしまい、やむなく撤収した。また、昨夜は曇りでこれまた断念した。天候が安定しないのはホントに困る。
2013年9月6日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ45EDⅡ+レデューサー0.85×DG、露出300秒

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中富良野

 中富良野町のファーム富田では、春から秋までいろいろな花が咲いている。ラベンダーはもう終わったが、サルビアやベゴニアがきれいに咲いていた。

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2013年9月 6日 (金)

夏の天の川

 対角線魚眼レンズで夏の天の川を写してみた。こうして見ると、銀河系が渦巻銀河であることがなんとなくわかるかもしれない。最近の北海道は天候不順だったが、ようやく晴れた。
2013年9月5日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ15mm対角線魚眼レンズ、露出180秒

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美瑛

 美瑛町の展望花畑四季彩の丘に、ハートの形をした桜の木がある。5月になれば、残雪がたくさん残る十勝岳連邦を背景に、満開の桜を見ることができるのだろうが、9月初旬の天気の悪い日だとこんな感じになる。

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2013年9月 5日 (木)

上富良野

 上富良野町と美瑛町の境界線の近くにかんのファームがある。この時期はラベンダーも終わっているが、まだまだきれいな花畑を見ることができる。

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THE BEST OF JOHN DENVER

 北海道の田舎道を走っていると、ときどき自然と口ずさみたくなるのがジョン・デンバーの「Take Me Home,Country Roads(故郷に帰りたい)」だ。この曲はオリビア・ニュートン=ジョンも歌っているが、どちらもすごくいい。このアルバムには「Annie’s Song(緑の風のアニー)」という曲も入っていて、これもすごくいい曲だ。当時の妻アニーに対する思いを歌った曲で、結婚式の定番BGMとしてよく使われたらしい。ただし、デンバーはその後アニーと離婚したそうだが。デンバーは53歳のとき、自ら操縦する飛行機の墜落事故で死去した。

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2013年9月 4日 (水)

5本の木

 最近、JALのCMの舞台となった「5本の木」は、上富良野町と美瑛町の境界線近くにある。きれいな花畑があるかんのファームから見ることができる。

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GREEN,GREEN GRASS OF HOME

 トム・ジョーンズのこの曲は、日本では「思い出のグリーングラス」という名で知られているが、のどかなメロディーとは裏腹に、実は死刑囚の最後の朝を歌った曲だ。故郷に帰り、父や母、そして幼なじみのメアリーに会い、故郷っていいな〜と思うのだが、気がつくと灰色の壁に囲まれた部屋に一人だった。夢だったのだ。やがて腕をつかまれ、死刑台へと連れて行かれる。そうしたら、ぼくはまた故郷の緑に触れることができる。あの古い樫の木の下に横たえられたぼくに会いに、みんなが来てくれる。そういう内容だ。ジョーンズは007「サンダーボール作戦」の主題歌も歌っていて、これは実に力がこもっている。何でも、歌い終わったとたん卒倒してしまったそうだ。

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2013年9月 3日 (火)

青い池

 美瑛町の白金温泉のちょっと手前に「青い池」がある。1988年の十勝岳噴火を受けてコンクリートブロックダムがつくられ、ここに水がたまってできたそうだ。ぼくが美瑛に撮影に通っていたときはまだ有名ではなく、これまで行ったことがなかった。昨年、MacOSの壁紙に採用されてから世界的に有名になった。その壁紙は初雪が舞う季節に撮影された非常に幻想的な写真だが、9月初旬の朝、曇り空の下で撮影するとこんな感じになる。

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Love is the Thing

 ナット・キング・コールとフランク・シナトラの2人は、20世紀最高のジャズ・シンガーだなぁとつくづく思う。ナット・キング・コールの声はとりわけ甘美としか言いようがない。シナトラが82歳まで生きたのに対し、ナット・キング・コールは45歳で死去した。もっと長生きすれば、たくさんいい曲を残したのは間違いない。2人とも娘がいて、歌手として活躍している。ナンシー・シナトラは、日本が舞台となった「007は二度死ぬ」の主題歌を歌った。ナタリー・コールは、父親とのオーバーダビングによるデュエットで「Unforgettable」を歌っている。ところで、「007は二度死ぬ」は、何と言っていいかおもしろい映画だ。1967年の映画だが、高度成長期の日本の姿が見られるというのは興味深い。ときどき「そりゃないだろ〜」というシーンもあるが。

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2013年9月 2日 (月)

桂沢湖

 空知の三笠市にある桂沢湖は、桂沢ダムによってできた人造湖だ。三笠はかつて炭鉱で栄えた旧産炭地だが、アンモナイトの化石がたくさん出ることでも知られている(ということは、かつてこのあたりは海だったのだ)。湖畔には恐竜の像があるが、これはかつてここで大型動物の頭部化石が発見され、恐竜かもしれないということで「エゾミカサリュウ」と名付けられ、観光資源として利用されたからだ。結局、エゾミカサリュウは恐竜ではなかったと結論づけられたが、いずれにしても古代生物の化石があるというのは貴重だ。エゾミカサリュウが恐竜じゃなかったからといって、ガッカリする必要はない。冥王星が「惑星」じゃなくなったからといって、ガッカリする必要もない。単なる学術上の定義の問題であって、格下げという意味ではない。こういう問題を擬人化することはナンセンスだ。

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FRANCIS ALBERT SINATRA & ANTONIO CARLOS JOBIM

 「ザ・ヴォイス」フランク・シナトラと「ボサノヴァの父」アントニオ・カルロス・ジョビンが組んだボサノヴァのアルバム。シナトラはジャズでもポピュラーでも抜群に歌がうまいが、ボサノヴァもやはりうまい。フッと力を抜いた歌い方なのだが、これが心地よいのだ。「イパネマの娘」ではシナトラが英語、ジョビンがポルトガル語で歌う。シナトラのアルバムのジャケットを見ると、ハットをかぶっていることが多いが、これがまたすごく似合っている。「カサブランカ」など昔の洋画を見ると、男女ともハットをかぶっている人が多い。昔はスーツにハットが正しい服装だったのだ。戦後の日本でも、スーツにハットというサラリーマンは普通だったようだ。そういえば磯野波平さんもちゃんとハットをかぶっている。いまなら相当おしゃれな部類に入るだろう。

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2013年9月 1日 (日)

まきばの家

 十勝の池田町にまきばの家というキャンプ場がある。ワイン城に近く、コテージやウッドハウスもある。ここは学生時代、友人と3人でツーリングしたときに泊まった。現在は民間企業が運営しているそうだが、当時は池田町が運営していたようで、施設も今ほど立派じゃなかった気がするが、あまり覚えていない。ここに泊まるなら、何といっても晩ごはんは十勝ワインと牛肉のバーベキューだ。今年は十勝ワインが誕生して50周年に当たるそうだ。毎年10月にやる池田町の恒例行事、秋のワイン祭りは大いににぎわうだろう。行ってみたいなぁ。

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TWENTY-TWO HITS OF THE CARPENTERS

 カーペンターズの代表曲はほとんどこのベストアルバムに入っている。リアルタイムでカーペンターズを見た記憶はないが、20年くらい前にこのアルバムが発売され、以来愛聴している。何でもこのアルバムは日本で300万枚以上売れたらしい。内容はもう言うまでもない。バート・バカラック作の「(They Long to Be)Close to You(遙かなる影)」や「Yesterday Once More」、「We’ve Only Just Begun(愛のプレリュード)」をはじめ、今やスタンダードとなった曲がたくさんある。ぼく自身は「Solitaire」がすごく好きだ。とにかく、カレンが32歳という若さで亡くなったのは残念としか言いようがない。

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